事例
■概要
気密性とは、内部と外部の空気の流通を妨げる性能のことを指します。
コネクタ気密性試験はコネクタ部品などの被試験品に対し、一定の圧力下または繰り返し圧力を印加した場合における気密・防水性能を評価いたします。
これとは異なり、耐圧試験は被試験品の気密性能が悪化するまで圧力値を上昇させ、気密性が維持される最大圧力値を評価します。したがって、気密性試験と耐圧性試験は異なっております。
試験機は社内々製で対応しますので、ご要望をお聞きしながら目的に応じた対応をさせていただきます。
■気密試験の手順紹介
・水槽にコネクタを組み込んだケースを投入します。
・コネクタの片側に加圧⇔減圧を繰り返し与え、コネクタ嵌合部の気密性を評価します。
・下記に圧力プロファイルの一例を示します。
下記のような例をはじめ、ご要望に応じた条件に対応します。
■設備紹介
気密性評価用設備を以下に示します。
コネクタの両側で違った圧力環境をつくります。
・減圧時 密室化した樹脂ケース内への「水の侵入」
・加圧時 水槽内における「気泡の発生」
上記の有無により気密性の評価を行います。
試験サンプルに合せた治具の設計・製作で対応します。
加減圧の閾値など、ご要望に応じて対応します。
■試験用途
・気密性を求められる製品(コネクタ等)
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