イベント名 | 粉体・微粒子の表面処理と 機能性ナノコーティング技術 |
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開催期間 |
2023年11月10日(金)
【会場受講】 2023年11月10日(金) 10:30~16:30 【Live配信】 2023年11月10日(金) 10:30~16:30 ※会社・自宅にいながら受講可能です※ |
会場名 | 【会場受講】もしくは【Live配信受講】 |
会場の住所 | 東京都品川区東大井5-18-1 |
地図 | https://www.science-t.com/hall/16431.html |
お申し込み期限日 | 2023年11月10日(金)10時 |
お申し込み受付人数 | 30 名様 |
お申し込み |
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粉体・微粒子の表面処理と
機能性ナノコーティング技術
~粉体の粒子特性・バルク特性・表面特性・触媒活性から詳しく解説~
~各ナノコーティング技術の事例、ラボ実験から実機生産への注意点など~
粉体を扱う上でしっかり理解しておきたい粉体のバルク特性・粉子特性・表面特性・触媒活性から、表面処理の基礎、ナノコーティングの具体的手法とその応用、ラボ実験から実機生産への注意点までを詳しく解説します。講師の経験談も参考になるセミナーです。
粉体を扱う初学者の方・課題を抱えている方・表面処理に関して学びたい方など、
・粉体の表面処理の考え方が把握できる。
・初歩的な事柄から説明するので予備知識は不要です。
講師 |
【講師詳細はこちら】
セミナー趣旨 |
粉体は様々な産業に利用されているが、粉体を含む材料でトラブルがあった場合には経験豊富な技術者がいないとなかなか解決しない。また、材料に粉体で新規機能を付与する場合も粉体分野での熟練度が必要とされる。これは粉体にはバルクの性質に加えて粒子の性質と表面の性質があるためで、それらの大まかな知識がないと現象を全体的に把握できないためだと思われる。
表面に関する性質には表面積や細孔分布、表面に吸着した分子の状態、表面電荷および親水性・疎水性といった濡れに関する性質などがあり、それらがお互いに影響を及ぼし合っている。粉体は溶媒やポリマーなどに分散して利用する場合が多く、この粉体の分散にも表面が大きな影響を与えている。また、粉体を他成分と共存させると、粉体の触媒活性によって共存する他の成分に影響を与え、製品の品質を劣化させる場合がある。このような場合には表面処理を行うが、まず表面の触媒活性を消失させて、その後に分散性などの機能性を付与することが望ましい。粉体の表面処理というと古臭さを感じさせるが、精密なナノコーティングは「先端技術」の匂いの強いプロセスとなる。
本講では粉体表面の性質とその表面を不活性化した後に機能性を付与する「機能性ナノコーティング」についてその応用も含めて述べる。
セミナー講演内容 |
1.粉体とは何か
1.1 粉体の粒子的性質
・粒子の大きさ
・粒子の形
1.2 粉体の表面の性質
・表面積、細孔分布など
・表面官能基(水酸基)、電荷、等電点など
・濡れ、分散性など
1.3 粉体の触媒活性
・粉体表面の酸、塩基点とその簡便な測定法
・粉体の酸化、還元活性と熱測定を用いた粉体の油脂酸化測定法
・光触媒
2.粉体の表面処理
2.1 固相による表面処理
・メカノケミカル反応、ナノ・ミクロン粒子複合化など
2.2 液相による表面処理
・還元法、ゾルゲル法、カップリング剤処理、ポリマー(シリコーン、フッ素系)処理など
2.3 気相による表面処理
・プラズマ処理、物理蒸着法(PVD)、化学蒸着法(CVD)など
3.機能性ナノコーティング
3.1 あるがままの表面を利用した表面処理
・粉体そのものの活性によるプロピレンオキシド、スチレンなどの表面重合
3.2 粉体へのシリコーンによるメカノケミカル処理
・撥水性処理と両用ファンデーション開発
3.3 環状シリコーンのCVDによるナノコーティング
・ただシリコーンガスと接触させるだけの簡単な方法
・細孔を塞ぐことなく1nm以下の均一コーティング
・ナノ薄膜の生成機構
・共存する成分を分解させない粉体の不活性化が実現
3.4 シリコーンナノコーティングされた粉体の焼成
・酸化鉄、二酸化チタンの熱による結晶転移を抑制、焼結防止
・複合酸化物が生成しルイス酸が発現
3.5 機能性基の付与と化粧品・高速液クロ充填剤などへの応用
・ヒドロシリル化反応でSi-H基を機能性基に変える
・アルキル基の付加と分散性:口紅などへの応用
・アルコール性水酸基の付加:両用ファンデーションへの応用
・イオン交換基などの付加:抗菌性、高速液クロ用カラム充填剤への応用
3.6 ラボ実験から実機生産への注意点
□質疑応答□
※詳細・お申込みは上記
「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。
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