■概 要
温度サイクル試験は、外部環境および自己発熱による温度が繰り返し変化する状況を想定し、熱ストレスを与えて耐性を確認する試験です。温度の変化または温度変化の繰り返しが、電子部品や機器に与える影響を確認します。
■冷熱衝撃装置
試料へ均一な温度ストレスを与える2ゾーン方式。MIL-STD-883、JIS C 60068-2-14などの規格試験に対応します。
【特徴】
1)テストエリアが高温槽⇔低温槽へと昇降移動でさらしに切り替わるために、設定温度への到達が早く、試験時間を短縮します。
2)試料の温度復帰を15分以内で実現します。
〈設備情報〉
■型式:TSD-101-W
■メーカー:エスペック株式会社
■テストエリア内容量:100ℓ
■テストエリア耐荷重:30kg
■温度範囲:
高温さらし+60~+205℃/低温さらし-77~0℃
■テストエリア寸法/外法(mm):
W710×H345×D410 /W1,100×H1,885×D1,965
■急速温度変化チャンバー
試験要求が厳しくなる車載用部品の環境試験にベストマッチした恒温恒湿器です。
【特徴】
1)306Lの大容量で、10℃/minの急速温度変化能力と湿度制御機能を兼ね備えています。試料の温度を制御しながら、周囲の温度も急速に変化させることが可能です。
2)試験規格IEC60749-25 Tempera Cycling(JESD22-A104-B)で要求されている温度変化率10~15℃/minや、JEDEC規格(米国)のJESD22-A104-B(IEC60749-25)温度変化率15℃/minなどにも規定されており、より市場再現性の高い評価方法が求められています。
〈設備情報〉
■型式:HRS-306M
■メーカー:エスペック株式会社
■槽内容量:306ℓ
■温度範囲/湿度:
-40℃〜+180℃/20〜98%rh
■温度変化速度:10℃/1min
■槽内サイズ/外法(mm):
W600×H800×D600 /W1,050×H1,975×D2,159
【このページの関連ページ】
- サイト内検索
- クオルテック公式サイト
- 新着ページ
-
- 基板の実装不良における様々な観察事例②(基板要因) (2024年04月16日)
- 車載部品における、耐油・耐薬品性能の試験方法をご提案します。 (2024年04月02日)
- 高温と低温の液媒体へ浸漬を繰り返し、急激な温度変化を与える「液槽冷熱衝撃試験」 (2024年03月19日)
- ガラス材の内部にレーザ加工する事により、表面に凹凸のないマーキングが可能です。 (2024年03月05日)
- CP加工(イオンミリング)による超精密試料 (2024年03月04日)