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事例

目視できないサンプルでも、正確な内部構造を確認し精密研磨を行える「ブラインドサンプル研磨加工」

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自動車 試験・分析・測定 家電・AV

■概要

ブラインドサンプルとは、弊社断面研磨センターでは断面研磨を行うにあたり、研磨対象が目視できないものを総称しています。その場合にも精密研磨が可能ですので、その作業方法について紹介します。

 

■特徴

通常、断面研磨は外観から目視しながら加工を行うことになりますが、基板がモールドされていたり、ケースの中に観察対象箇所があるといった場合等、目視できない場合には加工難易度が格段に上がります。

1)事前準備

目視できない理由は様々ですが、X線透過画像で確認できる場合は、内部構造の確認を行います。より正確な情報を得るためには、焦点を変えて複数枚の画像を取得します。

X線透過画像撮影装置       分割して画像取得

 

 X線透過画像

 

2)写真合成

取得した画像を合成し資料を作成します。この時、精密に原寸大に調整します。

 

 

3)基板への落とし込み

原寸のX線資料に切断箇所・対象部品等の情報を記入し、樹脂埋め後の試料に映して、上から特定できるようにしてから、切断ラインをマーキングしていきます。

 

4)切断

 

5)研磨用試料作成

切断後、個片の状態でX線撮影を行い、断面研磨用位置確認のため、X線画像の資料を作成し、現物と確認しながら精密研磨を行います。

1)から5)の手順を行うことにより、直接部品が目視できなくても、精密な切り分け、断面研磨を行うことが可能です。

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