事例
■概要
電子機器に結露が発生すると、絶縁劣化や腐食が発生し、問題となる場合があります。
本試験は、屋内と屋外の移動のような場面を想定し、結露状態と乾燥状態を、急激な温湿度変化を伴い繰り返す試験です。
急激に温湿度を変化させることで、結露の生成量は一定となり、再現性のある結果が得られます。
また、結露状態と乾燥状態に、凍結状態を加えた試験を実施する場合もあります。
例えば、車載電装品は、市場にて凍結状態(低温状態)より結露状態に曝される場面が想定され、試験の需要が高まっています。
■試験条件
■設備イメージ
■試験装置仕様
名称:湿度付き冷熱衝撃装置
型番:TSA-203D-W
メーカ:ESPEC
高温恒湿さらし温度範囲
①冷熱サイクル試験:+70~+150℃
②結露サイクル試験:-10~+100℃
低温恒湿さらし温度範囲
①冷熱サイクル試験:-70~+10℃
②結露サイクル試験:-40~+10℃
湿度制御範囲:右図参照
温度変動 :±1.0℃
湿度変動 :±5%
槽内サイズ :W650×H460×D670(mm)
■試験用途
急激な温度変化に伴う結露の生成・乾燥による供試品の性能、耐久性評価*。
結露、乾燥に加え、凍結状態を含む試験による供試品の性能、耐久性評価*。
*性能、耐久性評価例:マイグレーション評価、絶縁性評価、腐食評価 等。
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