事例
■概要
環境試験のうち、急激な温度変化について耐性を評価する試験は、冷熱衝撃試験といわれます。
冷熱衝撃試験では、供試品が高温槽、又は低温槽へ移動する2ゾーン方式と、供試品は移動せずに、テストエリアと高温槽、又は低温槽をダンパ開閉により槽内を接続する3ゾーン方式があります。
供試品が上下に移動する昇降式(エレベータ式、ゴンドラ式とも言われる)は2ゾーン方式であり、テストエリアの移動は数十秒で完了(下図参照)し、3ゾーン方式より温度到達が早いといわれます。
欧州自動車メーカを中心に、車載電装品・半導体部品・パワーデバイスの信頼性評価規格では、昇降式の熱衝撃試験が規定されており、重要な試験のひとつになっております。
■試験条件
■試験規格
MIL-STD-883
JIS C 60068-2-14-Na
欧州自動車規格
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