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【技術書籍】―最新の当局要求・現場の実情をふまえて解説― グローバル開発における 開発段階に応じた適切な治験薬(治験用原薬)QA

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―最新の当局要求・現場の実情をふまえて解説―

グローバル開発における
開発段階に応じた適切な治験薬(治験用原薬)QA

 

~グローバルを見据えた治験薬の品質マネジメント・CMCアプローチ~

 

発刊日 2018年12月25日
体裁 B5判並製本  271頁
価格(税込)

59,400円 (本体55,000円+税4,400円)

S&T会員価格 56,430円(本体52,250円+税4,180円)

アカデミー価格 41,580円(本体38,500円+税3,080円)

   ※アカデミー対象者:学生と教員、学校図書館および医療従事者
  (企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です)

備考  送料は当社負担

 

 

#日米欧各当局の治験薬施設への要求と査察指摘事例・着眼ポイント
治験薬の製造施設に対する査察は、実施状況やGMP違反と判断された事例及びその法的根拠に関して情報が少なく、各査察当局での検証ポイントや考え方の根幹については
実際に査察を受けた企業や製造所でなければ多くを知ることができないのが現状である。

日本当局の視点より、治験薬GMP調査における実際の事例について、
理解するために必要な情報・背景を加筆し解説!
さらに、欧米各規制当局においても、治験薬施設に対する査察の法的根拠・査察に於ける
指摘例を紹介!

# 治験用原薬におけるスケールアップと同等性担保
臨床試験に供する原薬の段階的なスケールアップ製造は、
医薬品開発を効率的に進めていく上で必須の要件である。
原薬開発部門においては品質管理が最も重要なタスクの一つであり、
承認申請までの検討の殆どを占めることになる。

スケールアップを伴う段階的な原薬製造における変更内容、
変更に対する品質同等性の担保について、最新のガイドラインをふまえて解説!

物理的品質・不純物プロファイルに分類した観点から、
それぞれにおける同等性担保の考え方を考察!


#開発段階に応じた適切な製造設備管理とバリデーション実施
当該治験薬の製造保証・品質保証を適切に行うためには、
開発に伴う段階的な状況・治験の目的・リスク等を考慮し、
必要なバリデーション又はクオリフィケーションを実施することが必要である。

開発段階から検証段階の過程で実施される治験薬のバリデーションとベリフィケーションに
ついて、開発段階でどのように実施していくべきか解説!


#開発初期段階の治験原薬/製剤の品質評価~規格及び試験法設定と安定性試験~
細部に渡ってのルールがない承認申請までの開発プロセスにおいては、
各開発化合物のCMC戦略を鑑み、
様々なレベルでのリスクをとりながら開発を行う必要があるが、
治験段階で予想される当局からの照会リスクの想定は難しく、
治験段階の各社CMC戦略は様々である。

今後増加すると思われるスピード優先の初期開発へ対応・競合する上で
どのようなCMCアプローチをとる必要があるか?
Phase Appropriateのコンセプトを効果的に活用し、
化合物ごとにふさわしいCMCストラテジーの実践について解説!


#治験薬における開発段階毎の分析法バリデーション実施範囲
開発段階に応じた治験薬の分析法バリデーションへの要求事項を詳細に記載された手順はなく、
各企業の判断に委ねられているのが現状である。
開発段階でどのように分析法の開発及びバリデーションを行っていくのが有用であるか?

開発段階に応じた分析法バリデーションの実施内容を解説!
ICHQ2Bで記載されている真度、精度等の各項目について
開発段階によってそれぞれ要求される内容も変わり得るため、
その具体的な内容についても解説!

 
#治験薬における変異便性不純物の評価・範囲
従来のICH品質ガイドラインは
新有効成分医薬品の市販後の品質を対象としているのに対して、
変異原性不純物に関するガイドラインは
開発段階における治験薬についても管理を求めているところに特徴がある。

ICHM7のうち、開発段階に関連する指針を考慮した、有機不純物のリスクアセスメントと、
サクラミル原薬S2モック1の内容を用い、治験薬における変異原性不純物の評価及び範囲について解説!

 
# グローバル企業における治験薬品質マネジメント対応の実際
開発段階においては安全性や有効性に関するデータが少なく、
また多種多様な治験薬を製造・供給する必要性から、
治験薬の品質保証については、科学的な妥当性と根拠データが要求される。

治験薬の品質一貫性確保の観点からのQA実践においては、
医薬品のように画一的で堅固なマネジメントではなく
豊富なGMP知識と承認申請活動の経験に基づく、柔軟性のあるマネジメントが重要となる。

承認申請を目指した開発期間中の品質マネジメントに関して欧米での実情を踏まえて解説!
治験薬に関するGMPへの対応や医薬品GMPへの移行に於ける注意点について、
法的要件が明確なEU GMPを中心に読み解く!


 #治験薬の国際流通における品質・各国規制適合への課題・データインテグリティ
製造された治験薬をグローバルに供給する際の、基本的なラインは整備されて来ているが、
実際の業務においてそれぞれの治験実施国への対応を考えると、
グローバルに共通的な対応では賄い切れないのが現状である。

また、海外、とりわけ新興国の製薬企業や医薬品受託製造期間(CMO)等において、
査察当局による重大な指摘が相次ぎ、
記録やデータの信頼性に注目が集まるようになっている。

グローバル供給を成り立たせていく一方で、
ローカルに対応しなければならない面を捉えた対応とは?
併用薬・対照薬特有の問題にも目を向けつつ、
国際的に治験薬の供給物流を支えていく上で考慮すべきポイントについて解説!


昨今GMPの分野で話題であるデータインテグリティについても、治験薬の観点から解説!


 #抗体医薬原薬のプロセス開発例・社内外Audit指摘事項やグローバル申請対応
抗体医薬原薬においては、細胞構築・培養・生成・分析・製造等それぞれの各段階にて
品質面・申請における留意事項がある。
製造にかかる労力やコストを最小化するためのプロセス開発とは?

研究開発サイドの視点からみた、抗体医薬品のプロセス開発~治験薬原薬製造までについて、
プロセス開発例・社内外Auditでの指摘事項・海外申請対応を紹介!

  

著者

 

 

檜山 行雄 国立医薬品食品衛生研究所
原 賢太郎 (独)医薬品医療機器総合機構
森田 悠司 田辺三菱製薬(株)
杉浦 大 テルモ(株) / テルモ山口D&D(株)
高井 良彰 大日本住友製薬(株)
川北 哲也 第一三共(株)
石井 裕大 第一三共(株)
長谷川 隆 大塚製薬(株)
梅谷 俊輝 協和発酵キリン(株)
天野 昌樹 第一三共(株)
立石 伸男 ネクスレッジ(株)(元 中外製薬(株))
河野 晃 武田薬品工業(株) 

 

趣旨

 

<本書より抜粋>

●日米欧3極における治験薬の品質保証の技術的要求は同等であろう。ただ、治験薬は欧米においては法的には医薬品として扱われ、一方我が国では法的に定義された医薬品には含まれない。このため許認可に関する手続き、担当部局など運営上の違いがある。また、欧米の治験薬へのGMP要求は医薬品GMPへの追加事項、例外事項としての記載となり治験薬規制の全体像をわかりにくくしている傾向がある。……

……3極の規制体系は技術的には同等である一方、欧米の規制文書は具体例が同一文書に記載される傾向にあり、規制の趣旨を理解するためには役立つものの、具体例の解釈を固定的に行うと柔軟性を失う結果となる。文書に現れる3極間の運営上な違いだけに目を向けるのではなく、むしろ治験薬の品質保証は市販医薬品の品質保証とは目的が異なる点、開発過程における複雑な展開を良く認識することが肝心と考える。

 本稿では、開発における治験薬の段階的な品質保証、平成9年発行の旧治験薬GMP基準の問題点、治験薬GMP基準(平成20年)の主要論点、欧米における状況、初期臨床開発における治験薬品質保証の課題を順に解説する。……(本文へ続く)(第1章「日米欧3極における治験薬の品質保証」檜山 行雄)



●……前述のとおり、治験薬製造段階は、開発に伴って製造方法や試験方法等が変更され、変更に伴うデータが蓄積されていくことから、ハード面及びソフト面の両面において、開発段階に応じたより適切な管理が求められる。治験薬製造施設は、製造実態に応じた適切な管理システムを導入しながら治験薬の品質を保証し、不良な治験薬から被験者を保護することを実現しなければならない。

 治験薬GMP調査では、治験薬GMPに記載された考え方に基づき、製造設備、製造支援設備、製造機器、試験検査機器等を含む「ハード」と、標準的な製造方法及び試験検査方法が記載された基準書、手順書の内容に加え、品質を保証するために必要なその他の手順書の内容、医薬品品質システムの運用実態、データの信頼性等を含む「ソフト」の両面を調査している。……

……本項では、治験薬GMP調査における指摘事項例を紹介する。なお、特定の治験薬製造施設に関する機密情報を排除し、治験薬の品質に与えるリスクを明確に説明するために必要な情報を加筆した。また、指摘事項の背景を解説として併記した。なお、指摘事項及び解説の内容は現在の要求水準に基づくものであり、今後の規制動向によって変わりうるものであることに留意してほしい。…………(本文へ続く)(第2章「当局の視点から見た治験薬の製造管理及び品質管理に求められること」原 賢太郎)



開発段階のCMC戦略の考え方として、“Phase Appropriate CGMP(開発段階に適したCGMP)”が2006年以前から議論されており、CDER Phase 1 GMPガイドライン(draft, 2006)以降、PDA-FDA Joint reguratory conference(2007)やFDA担当官の講演資料など参考となるものも多い。また、本書のように「開発段階毎の・・・」でまとめられた講演や文献も多く、このアプローチは規制当局をも含めた共通概念となっていると考えて良い。

しかしながら、化合物特有の品質部分、特に品質規格などの細部については具体的な情報の共通化は難しく、多少の“照会リスク”を取るか、若しくはコンサルタントに意見を聴き、コンサバティブな対応とならざるを得ないケースも多い。近年では、米国製薬企業が主導するIQ ConsortiumのPosition Paperや製薬協治験薬品質プロジェクトの文献(アンケート集計)なども非常に興味深く参考となり、治験段階の各社CMC戦略は様々であることが確認できる。

本稿では、般的な開発段階に適応させたCMC開発アプローチ(Phase Appropriate CMC)を概説した上で、米国治験申請を中心とし、低分子化合物の品質評価(規格・試験法、安定性試験)についてより具体的に考えを記述する。また、Phase Appropriateのコンセプトをうまく活用しながら、化合物ごとに相応しいCMCストラテジーの実践についても考えたい。……(本文へ続く)(第5章「開発初期段階における治験原薬/製剤の品質評価  ― 規格及び試験法設定と安定性試験 ―」高井 良彰)
 


 
●承認申請書に添付すべき、医薬品の試験に用いる分析法バリデーションへの要求事項はICHガイドラインQ2A及びQ2Bや規制当局、各局方からの文書に詳細に記載されており、製薬企業に勤める分析研究者にとっては非常に理解しやすいものとなっている。

一方で、治験薬については、2008年に通知された改正治験薬GMPにおいて、「製造管理及び品質管理を適切に行うために、開発に伴う段階的な状況、治験の目的、リスク等を考慮し、必要なバリデーション又はベリフィケーションを適切に実施すること」との記載があり、分析法を含むバリデーションの内容は開発段階に応じて変化させてよいことが示唆されているものの、開発段階に応じた治験薬の分析法バリデーションへの要求事項を詳細に記載された手順はなく、各企業の判断に委ねられているのが現状である。

分析法バリデーションは、品質を保証する分析法が期待される分析能パラメータを有しているということを検証する重要度が高いタスクである一方で、その計画立案や実施、及び検証結果の適切な文書化に多くの時間やヒューマン・リソースが必要となるため、分析研究者にとっては負担のかかるタスクであることは事実である。……(中略)

……本章では、これらを踏まえた上で考察を行い、開発段階でどのように分析法の開発及びバリデーションを行っていくのが有用であるかを述べる。また、ICHガイドラインQ2Bでは、真度、精度(併行精度及び室内再現精度)、特異性、検出限界、定量限界、直線性、範囲、及び頑健性について記載されているが、開発段階によってそれぞれ要求される内容も変わり得るため、その具体的な内容についても論ずる。……(本文へ続く)(第6章「治験薬における開発段階毎の分析法バリデーション実施範囲」/川北 哲也氏・石井 裕大氏)
 



●……医薬品製造施設への査察に関してはグローバルでのハーモナイゼーションの動きが加速しているのに対し、治験薬の製造施設に対する査察に関しては、三極の規制当局ともにその実施状況やGMP違反と判断された事例及びその法的根拠に関して非常に情報が少なく、各査察当局での検証ポイントについての考え方やプラティスがどのような状況であるのかについては実際に査察を受けた企業や製造所でなければ多くを知ることができないのが現状である……

……さらには、前述の如く、三極間で治験薬GMPの目的の一つが臨床試験のデータ(安全性や有効性)の保証であることは共通しているが,臨床試験の実施に関する基準(GCP)の遵守に関する監視・監督としての査察の実施状況が三極間で異なっており、開発段階に於ける監督規制としては欧州のように頻繁にGMP査察に加えてGCP査察を実施している機関もあれば、FDAのように治験薬製造施設に対する査察よりはGLP査察やGCP査察によるコンプライアンスのチェックに重点を置いている規制当局もある。また治験薬製造施設に対する欧米当局の査察ポイントは類似しているが実質的に同一ではない。……

……本章では各規制当局の治験薬施設に対する査察の法的根拠査察に於ける指摘例を紹介することで治験薬の品質保証に対する規制当局の監視状況に関する情報を提供するとともに、グローバル企業での医薬品開発活動と品質保証に関するマネジメント治験薬の製造管理、品質管理を含む)の実態治験薬施設に対する規制当局からの期待への対応について筆者自身や海外の友人、知人の経験などからの情報を紹介することで査察を受けることを前提とした品質マネジメントのポイントについて纏めてみた。必ずしも当局査察の現状に関する十分な情報に基づく解説ではないが、今後の参考になれば幸いである。……(本文へ続く)(第9章「治験薬製造施設に対するグローバル当局査察動向と開発活動に於ける品質マネジメント/グローバルGMP対応」立石 伸男)
 



研究開発サイドの視点から、抗体医薬品のプロセス開発から治験原薬製造までについて、QAと申請要件に関係する重要事項や注意点などを経験に基づきながら整理した。QAに浅学のため、臆しながらも何とか執筆できたのは、2006年から研究開発をスタートして、これまでに品質管理、Audit受審、申請の場数を踏み、知識を蓄えて自信をつけた研究所仲間の後押しがあったおかげだ。

武田薬品のQAといえば、グローバル医薬品は、海外、特に米国を手始めに申請する方針があるため、経験豊富な米国QAチームの主導により研究開発を進めることになる。例えば、品質管理や申請要件に適合しない不備があれば、重厚で完璧を期す研究開発や日本QAのチームよりも、シンプルで合理的な考え方をする米国QAチームの意見やアドバイスを主体にして是正や改善を図ることになるが、結果的にはそれで妥当性を欠くようなことにはならなかった。本書籍のタイトルである「グローバル開発」という研究開発は自ずとできているのではなかろうか。

 本稿では、細胞構築、培養、精製、分析、治験原薬製造の順に、そうしたプロセス開発例、社内外Auditでの指摘事項、海外申請対応などを概説するとともに、現在取り組んでいる生産性向上を目的とした先端的な製造技術の必要性、問題点なども紹介したい。……(本文へ続く)(第11章「抗体医薬原薬のプロセス開発と治験原薬QA」河野 晃) 

 
目次

 

 

 

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