【通信講座】
レオロジーの基礎と測定・評価の実践技術
~工業的応用の観点から解説する、技術者に向けたレオロジー講座~
■第1講『レオロジー量の定義と粘弾性の基礎理論』
粘性/弾性、粘弾性、動的粘弾性、チクソトロピー、レオペクシー、せん断流動/伸長流動、法線応力、流体力学…など。レオロジーの応用に必要な基礎概念・定義を一から解説。数学的表現はありますが、直感的に理解しやすいようになるべく言葉や図とともに分かりやすく解説。
◎習得できる知識
・レオロジー量の定義とその物理的意味を正しく理解することができます。
・工業技術として応用するという観点からレオロジーに取り組むことできるようになります。
■第2講『レオロジー測定の原理と実用測定における留意点』
各レオメータの原理・特徴(利点・欠点)、装置を選択する際の考え方、測定限界とその判断、試料・装置・温度等の測定誤差の原因と対応策、測定の原理と実際の測定条件との違い、実際の条件を考慮した測定の考え方・ポイント、各種粘度計の特徴と粘度測定など。測定・評価の実情とそれを踏まえた方法・ポイントを解説。
◎習得できる知識
・測定器には材料により得手不得手がありますので、その選択法が理解できます。
・何をどのように測定したらよいか、材料に合わせて測定プログラムを決める手法とその評価法が習得できます。
■第3講『高分子と分散系における粘弾性メカニズムと技術への応用』
高分子溶液の粘度挙動、重合硬化過程とレオロジー挙動、凝集分散系・非凝集分散系におけるレオロジー挙動、レオロジーコントロール法など、工業的に頻繁に使われている高分子と分散系に焦点を絞りメカニズムに基づくレオロジー解析について解説。また、レオロジー量を戦略ツールとして扱うための特許化とその例などについても解説。
◎習得できる知識
・代表的工業材料として高分子と分散系について、レオロジー挙動をメカニズムと関連づけて考えられるようになります。
・レオロジー量を特許として利権化するためのデータ抽出のコツがわかるようになります。
開講日 | 2024年6月5日 (水) | ||||||||||||||||||||
講座回数 |
3回コース |
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1口の受講者数 |
1口3名まで受講可能 |
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受講料(税込 |
1口 62,700円 ( E-Mail案内登録価格 59,565円 )
定価:本体57,000円+税5,700円 会員:本体54,150円+税5,415円
[1名受講も可能です] 定価:本体32,000円+税3,200円
金額追加で受講可能です
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スケジュール |
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受講条件 |
(1) PC の環境は必須です。 本人の個別E-Mail アドレスをご用意ください。 ・教材データ、演習問題解答用紙は、Word,Excel, PowerPoint,PDF などの データを使用いたします。 (2) 受講者全員のS&T 会員登録が必須です。 |
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教材 |
■製本版テキスト:各受講者1冊 Win・Macの両OS、スマートフォン・読書端末(iPhone、iPadなど) PDF(コンテンツ保護のためアプリケーション「bookend」より閲覧) |
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備考 |
□受講期間 |
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【講師への質問】 |
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お申込み |
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講師 |
千葉大学 名誉教授 大坪 泰文 氏
プログラム |
第1講 レオロジー量の定義と粘弾性の基礎理論 |
<趣旨> |
<プログラム> 0.はじめに |
第2講 レオロジー測定の原理と実用測定における留意点 |
<趣旨> |
<プログラム> |
第3講 高分子と分散系における粘弾性メカニズムと技術への応用 |
<趣旨> |
<プログラム>
1.高分子の分子運動と粘弾性 1.1 高分子溶液の粘度挙動 1.1.1 固有粘度と分子量 1.1.2 ゼロせん断粘度の分子量及び濃度依存性 1.1.3 高分子溶液の非ニュートン流動 1.2 高分子のガラス転移と時間-温度換算則 1.2.1 ガラス転移 1.2.2 時間-温度換算則 1.3 流動域における粘弾性挙動と分子量 1.3.1 からみあいと緩和時間 1.3.2 動的粘弾性と定常せん断粘度の関係 2.重合硬化過程におけるレオロジー 2.1 三次元網目構造の形成とゲル化 2.2 ゲル化点近傍の粘弾性挙動 2.3 ゴムの粘弾性挙動 2.4 重合硬化反応と温度 3.分散系の凝集とレオロジー 3.1 コロイド化学的粒子間相互作用 3.1.1 電気二重層 3.1.2 DLVO理論 3.1.3 吸着高分子に起因する粒子間相互作用 3.2 非凝集分散系の粘度挙動 3.3 通常の凝集分散系における粘弾性挙動 3.4 凝集分散系のレオロジーコントロールに関する新技術 3.4.1 高分子の可逆架橋によるレオロジーコントロール 3.4.2 ナノ粒子分散系のダイラタント流動 4.レオロジー特許とその技術評価 4.1 レオロジー特許の概要 4.2 粘度挙動に関する特許 4.2.1 特許例 4.2.2 分散系の粘度特性としての請求内容の検討 4.3 粘弾性挙動に関する特許 4.4 記述が不十分のため材料間の比較検討ができない特許 □ 演習問題・添削 □ |
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