イベント名 | ペロブスカイト太陽電池の製造技術と 軽量モジュールの社会実装に向けた課題 |
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開催期間 |
2025年02月18日(火)
~ 2025年03月06日(木)
【会場受講】2025年2月18日(火) 13:00~16:30 【Live配信】2025年2月18日(火) 13:00~16:30 【アーカイブ配信】 2025年3月6日(木)まで受付 (配信期間:3/6~3/19) ※会社・自宅にいながら受講可能です※ |
会場名 | 本セミナーは【会場受講】【Live配信受講】【Webセミナー(アーカイブ配信)受講】よりお選び頂けます |
会場の住所 | 東京都品川区東大井5-18-1 きゅりあん 5F 第4講習室 |
地図 | https://www.science-t.com/hall/16431.html |
お申し込み期限日 | 2025年03月06日(木)16時 |
お申し込み受付人数 | 30 名様 |
お申し込み |
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ペロブスカイト太陽電池の製造技術と
軽量モジュールの社会実装に向けた課題
社会実装に向けた技術とその最新動向について解説します。
・ペロブスカイト半導体のシリコン半導体に対する優位点とその根拠
・鉛がペロブスカイト材料に必要なのか? ペロブスカイト以外の材料は可能なのか?
・ガラス型と軽量プラスチック型の用途開発の違い
・日本でのペロブスカイト太陽電池の商品化の望ましい方向
・鉛の回収についての企業戦略
ペロブスカイト太陽電池の高効率化と高耐久化の現状について情報を提供します。またペロブスカイの開発が、既存のシリコン太陽電池との競争において勝つためにどのような対策が有るか、を紹介します。
講師 |
専門:光電気化学、ペロブスカイト光電変換素子の研究開発
1981年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)。
富士写真フイルム株式会社足柄研究所主任研究員を経て2001年より現職。この間に大学院工学研究科長、研究推進部長。2005年~2010年に東京大学大学院総合文化研究科教授を兼務。2004年にペクセル・テクノロジーズ株式会社を設立、代表取締役。2017年より東京大学先端科学技術研究センター・フェロー。電気化学会名誉フェロー、2020年~2023年、早稲田大学先進理工学研究科客員教授。専門は光電気化学、色素増感太陽電池、ペロブスカイト太陽電池の開発。JAXA宇宙探査ハブ共同研究プロジェクトリーダー。受賞は、日本学士院賞(2024年)、朝日賞(2024年)、英国RANK賞(2022年)クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞(2017年)、日本化学会賞(2017年)、応用物理学会業績賞(2019年)、市村学術賞(2020年)、など。
セミナー趣旨 |
ペロブスカイト材料を用いる光電変換素子のエネルギー変換効率は、単結晶Si太陽電池を超える26.7%、Siとのタンデムセルでは35%近くに達している。溶液塗布(印刷法)を使った低コスト生産によって軽量でフレキシブルな大面積素子の製作が可能となる。産業用途は太陽光発電用のみならず屋内IoT機器用の光発電素子への実装も始まり、屋内照明に対する効率は34%と極めて高い。大面積モジュールの屋外実証試験も活発化しているなか、産業実用化の優位性を用途拡大とコストの点からも紹介しながら、生産技術の課題と鉛の回収のインフラを整える方法についても解説する。
セミナー講演内容 |
1.ペロブスカイト半導体の特徴と太陽電池の様々な構造
1.1 有機無機ハロゲン化ペロブスカイト結晶とその薄膜の光物性
1.2 セル構造と発電の基本原理
2.ペロブスカイト結晶層の製膜方法
2.1 溶液塗布による薄膜形成法
2.2 結晶層を緻密・平坦化、欠陥を減らす製膜法
3.太陽電池の構造改良の新しい技術
3.1 高効率化につなげるための結晶膜の構造とは
3.2 粒子の界面(grain boundary)がもたらす不効率化の抑制
3.3 電荷輸送層を無くした自己組織化膜(SAM)を使うセル構造
4.屋内IoTへの応用に向けた軽量フレキシブル素子の開発
4.1 プラスチック基板を用いる成膜に求められる特殊技術
4.2 大面積の軽量フィルム型モジュールの開発
5.ペロブスカイト材料の耐久性の改善
5.1 耐熱性向上のためのオール無機ペロブスカイト組成
5.2 正孔輸送材料とその界面のパッシベーション
6. 環境安全性の確保に向けた対策
6.1 鉛を用いないペロブスカイトの合成と高効率化
6.2 使用済みペロブスカイトから鉛を回収する方法と企業ビジネスについて
7.今後の課題と市場規模の可能性
□質疑応答/名刺交換(会場受講のみ)□
※詳細・お申込みは上記
「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。
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