イベント名 | プラスチックスのリサイクルやバイオマス利用などの 環境対策の現状と技術動向、今後の展望 |
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開催期間 |
2025年08月06日(水)
10:30~16:30 【アーカイブの視聴期間】 視聴期間:セミナー終了の翌営業日から7日間[8/7~8/13]を予定しています。 ※アーカイブは原則として編集は行いません。 ※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。 (開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます) ※会社・自宅にいながら受講可能です※ |
会場名 | 【ZoomによるLive配信セミナー】アーカイブ(見逃し)配信付き |
会場の住所 | オンライン |
お申し込み期限日 | 2025年08月06日(水)10時 |
お申し込み受付人数 | 30 名様 |
お申し込み |
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プラスチックスのリサイクルやバイオマス利用などの
環境対策の現状と技術動向、今後の展望
~世界の現状から、リサイクル・バイオプラの技術動向、バイオプラ製品適用開発例、
プラ環境対策の今後~
●バイオプラの生産・利用状況、材料の種類・構造・特徴・課題
●エポキシ樹脂複合材の粉砕・分離・再利用と熱分解-有価物回収の技術開発例
●高機能バイオプラとその製品適用の開発実例
<プラスチックや添加剤の開発・製造、成形加工、最終製品へのプラスチック適用/製品企画担当の方に最適です>
・マテリアル・ケミカルリサイクルやサーキュラーエコノミー対応の最近の情報
・バイオプラスチックの基礎から製品利用までの知識
・環境調和型プラスチックの企画、開発、実用化、製品適用のポイント
【Live配信受講者 限定特典のご案内】
当日ご参加いただいたLive(Zoom)配信受講者限定で、特典(無料)として
「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。 |
講師 |
環境・バイオ・プラスチックリサーチ 代表 博士(工学) 位地 正年 氏
(元 日本電気(株) 主席研究員、筑波大学 連携大学院教授)
■経歴
1981年~1990年:デンカ(株)中央研究所(電子部品実装用プラスチックの研究開発・実用化に従事)
1990年~2017年:日本電気(株)中央研究所、研究マネージャー、研究部長、主席研究員を歴任(電子機器用プラスチックのリサイクル技術、脱ハロゲン難燃性プラスチック、バイオプラスチックの研究開発・実用化に従事)
2014年~2017年:筑波大学 数理物質系 連携大学院教授(兼務)
2018年~2020年:筑波大学 藻類バイオマス・エネルギーシステム開発研究センター、主幹研究員(藻類バイオマスを利用したバイオプラスチックの研究に従事)
2020年:環境・バイオ・プラスチックリサーチを設立し、代表に就任(プラスチックの環境対策・高機能化に関するコンサルテイングを実施中)難燃材料研究会 理事、東洋大学・神奈川大学 非常勤講師を兼務
■研究実績
文部科学大臣賞研究功績者表彰、環境賞、日経BP技術賞など受賞10件
技術論文:110報、著書(共著):41冊、学会発表・招待講演:164回
■現在の業界での活動
・プラスチックの環境対策や高機能化に関する技術調査・情報提供
・バイオプラスチック等の環境調和型プラスチックの新企画、研究開発、製品適用の支援
セミナー趣旨 |
プラスチックスは海洋汚染などの環境問題がますます顕在化しており、リサイクルやバイオマス利用などの包括的な対応が重要となっています。
本講演では、プラスチックスの環境問題の現状と、リサイクルやバイオマス利用(特にバイオマスプラスチック)について、世界と日本の状況、規制や技術動向、最近のトピックスについて解説します。さらに、本講師が取り組んだ、耐久製品用プラスチックのリサイクル技術や高機能なバイオプラスチックの開発と製品適用の実例を紹介します。最後に、今後の展望として、包括的な環境対策の進め方とビジネスチャンスについて述べます。
セミナー講演内容 |
1.プラスチックの環境問題の現状と対策
1.1 世界と日本のプラスチックの現状(生産量、廃棄物量、CO2排出量)
1.2 海洋汚染の現状と各国の対策・規制の動向(特に欧州での自動車用や包装用プラスチックの規制)
2.リサイクルの現状と対策の動向
2.1 リサイクルの現状(世界と日本)
2.2 サーキュラーエコノミーへの対応(意義、具体例)
2.3 リサイクルの技術動向
●サーマルリサイクル
セメントキルン処理、シュレッダーダストなど
●マテリアルリサイクル
(1) 水平リサイクル
・技術開発(識別分離、物性回復、寿命予測など)
・PETボトルや家電での実用化例
・トピックス: 自動車用の水平リサイクルの動向
(2) カスケードリサイクル
・容器包装材、塩ビ製品、路盤材など
●ケミカルリサイクル
(1) 各方法の動向: 製鉄原料化、ガス化、油化、モノマー回収
(2) トピックス: 酵素分解によるモノマー回収の実用化
3.バイオマス利用とバイオプラスチックの基礎から応用
3.1 バイオプラスチックの分類(バイオマス系、生分解系)、特徴と課題
3.2バイオマス利用の動向(利用可能なバイオマスの現状)
3.3 生分解性(海洋分解性を含む)のメカニズムと分子構造の関係、評価方法
3.4 世界と日本の生産・利用状況と将来予想(中国、EU、日本など)
3.5 各国での認証や規制の動向(EU、日本など)
3.6 主要な種類の説明(構造、物性、用途、実用上の課題など)
バイオPE、バイオPET、PLA、PBS、PHA、バイオポリアミド、バイオPC、デンプン変性系、セルロース系、PBATなど
4.開発実例
4.1 電子部材用プラスチックのリサイクル技術の開発
電子部品用エポキシ樹脂複合材のマテリアルリサイクル(粉砕・分離・再利用)とケミカルリサイクル(熱分解-有価物回収)
4.2 高機能バイオマスプラスチックの開発・製品適用の実例
●バイオマスプラスチック開発での企画のポイント(訴求性と付加価値の狙い)
●ポリ乳酸複合材
(1) ポリ乳酸の添加剤による実用特性(成形性、耐加水分解性)の改良
(2) 高耐熱性ケナフ添加ポリ乳酸複合材の開発と携帯機器への適用
(3) 難燃性ポリ乳酸複合材の開発と電子機器への適用
(4) 高伝熱性ポリ乳酸複合材の開発
●セルロース系バイオマスプラスチック
(1) 長鎖・短鎖付加の新構造による高植物成分率と実用性の実現
(2) 省エネルギー(低CO2排出)製造プロセスの開発
(3) 難燃性と強度等の実用性の同時達成
(4) 漆ブラック調の高装飾性と耐傷性の実現
●藻類利用バイオマスプラスチック
(1) 新たなバイオマスとしての藻類の開発・利用の動向
(2) 藻類を利用したバイオマスプラスチックの動向
(3) CO2排出量ゼロを目指した樹脂構造と製造プロセスの開発
5.まとめと今後の展望
・プラスチックの包括的環境対策を推進する上でのリサイクルやバイオマス利用の有り方と進め方
・今後のビジネスチャンス
□ 質疑応答 □
※詳細・お申込みは上記
「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。
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