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9/26 レオロジーを特許・権利化するための 基礎科学、測定技術、知財戦略

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樹脂・ゴム・高分子系複合材料 知的財産・法規制  / 2025年09月12日 /  化学・樹脂
イベント名 レオロジーを特許・権利化するための 基礎科学、測定技術、知財戦略
開催期間 2025年09月26日(金) ~ 2025年10月14日(火)
【ライブ配信】2025年9月26日(金)13:00~16:30
【アーカイブ配信】2025年10月14日(火)まで受付
(視聴期間:10/14~10/27)
※会社・自宅にいながら受講可能です※

【配布資料】
PDFデータ(印刷可・編集不可)
※ライブ配信受講は開催2日前を目安にS&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講は配信開始日からダウンロード可となります。
会場名 【Live配信(Zoom使用)受講】もしくは【アーカイブ配信受講】
会場の住所 オンライン
お申し込み期限日 2025年10月14日(火)16時
お申し込み受付人数 30  名様
お申し込み

レオロジーを特許・権利化するための
基礎科学、測定技術、知財戦略

~レオロジー数値を特許にするための粘度・粘弾性量の定義、測定方法、データ解釈~

 

受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ
 
【オンライン配信】
ライブ配信(Zoom) ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)

 
レオロジーを特許にする方法
既存の材料であっても進歩性という観点でレオロジー量、
レオロジー式を特許として権利化できることがある

代表的な工業材料の高分子材料と微粒子分散系に焦点を絞り、
レオロジーの特許化を基礎科学&応用技術の観点から解説

進歩性に基づいてレオロジー値を評価する手法、
技術としてレオロジー量を測定するためのノウハウ、
高分子材料と微粒子分散系について粘弾性的現象論と構造論的メカニズムを
知財という観点から関係づけて解釈する

物性、測定方法、結果の解釈、、、、特許化できる、出来ないレオロジーの境目とは
レオロジー量の権利化とパラメータ特許の留意点
  
 講師

 

千葉大学 名誉教授 工学博士 大坪 泰文 氏

 

 セミナー趣旨

 

 新材料の発明に際して特許を申請するとき、その請求項としては構造あるいは組成が主であり、物性はそれに付随するものとして取り扱われるのが普通です。しかし、ある効果を実現するためにレオロジー的性質が極めて重要で本質的である(臨界的意義を有する)場合、既存の材料であっても進歩性という観点から粘度や粘弾性などのレオロジー量が特許として権利化されることがあります。技術的対象を特定するために数値範囲を限定した特許はパラメータ特許と呼ばれていますが、権利化のためには効果と数値範囲との関係を定量的に説明できることが要件となります。


 本セミナーでは、工業材料の代表として高分子と微粒子分散系に焦点を絞り、レオロジー数値を特許とするために必要な粘度や粘弾性量の定義、測定技術とデータ解釈、メカニズムの基礎理論について経験をまじえてわかり易く解説します。特許戦略という観点から実際の事件にも触れますので、権利解釈と技術的判断についても理解を深めていただけるものと考えます。

 

 セミナー講演内容

 

1.パラメータ特許の概要

2.粘度および粘度曲線の特許化

 2.1粘度挙動の基礎
  1)粘度の定義とニュートン流動
  2)非ニュートン流動(擬塑性流動とダイラタント流動)
  3)粘度の時間依存性挙動(チクソトロピー)
  4)粘度の履歴現象と平衡流動曲線
  5)技術用語「チクソ性」のあいまいさ
 2.2 工業技術としての粘度測定法
  1)測定器に求められる要件
  2)JISに規定されている粘度測定法の特徴
  3)B型粘度計における粘度測定
 2.3 高分子と分散系の粘度挙動に関する材料科学の基礎
  1)高分子の分子運動と分子形態
  2)低濃度高分子溶液のゼロせん断粘度と分子量
  3)高分子鎖のからみあい
  4)高濃度高分子溶液の非ニュートン流動
  5)微粒子分散系のおける粒子間相互作用と凝集
  6)凝集分散系の非ニュートン流動
  7)降伏応力の測定と評価
 2.4 粘度挙動に関する特許の例
  1)粘度値による特許
  2)流動曲線による特許
  3)非ニュートン流動を要件とする特許
  4)粘度特許の技術的あいまいさと記載要件

3.動的粘弾性値の特許化
 3.1 粘弾性の基礎
  1)弾性と粘性の基礎
  2)粘弾性モデル(マックスウェルモデルとフォークトモデル)
  3)動的粘弾性(複素弾性率)の定義
  4)動的粘弾性曲線の特徴
  5)動的粘弾性曲線による固体と液体の判別
 3.2 高分子と分散系の粘弾性挙動に関する材料科学の基礎
  1)高分子の分子運動と温度
  2)無定形高分子における時間―温度換算則
  3)高分子の粘弾性挙動と分子量
  4)高分子における高次構造性と粘弾性
  5)分散系における微粒子の凝集と三次元網目構造の形成
  6)凝集分散系の動的粘弾性曲線
 3.3 粘弾性挙動に関する特許の例
  1)トナーの粘弾性値に関する特許
  2)接着剤の粘弾性値に関する特許

4.レオロジー特許に関わる具体例(事件)の解説
 4.1 異議申立と無効審判に関わる判断事例
  1)レオロジーに関する技術解釈と権利判断
  2)技術的効果と学術的解釈との矛盾に関する判断
  3)官能評価に基づく数値化についての判断
 4.2 粘度値の規格基準
 4.3 レオロジー特許取得に際しての経験と留意点
  1)権利化(公表)しない選択
  2)米国特許取得の経験談
  3)学術論文と特許

質疑応答 

※詳細・お申込みは上記

「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。

 

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