イベント名 | 有機半導体の基礎と応用: 物性・合成・電子伝導機構・デバイス応用・事業化動向 |
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開催期間 |
2023年05月31日(水)
10:30~16:30 ※会社・自宅にいながら受講可能です※ |
会場名 | 【Live配信(Zoom使用)受講】 |
会場の住所 | オンライン |
お申し込み期限日 | 2023年05月31日(水)10時 |
お申し込み受付人数 | 30 名様 |
お申し込み |
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有機半導体の基礎と応用:
物性・合成・電子伝導機構・デバイス応用・事業化動向
その物性、合成、電子伝導機構、有機半導体薄膜、大面積ディスプレイシートやフィルムセンサ等の応用、事業化動向に関して解説します。
有機半導体の事例を通して、新規材料を起点としたイノベーションの実践的な戦略についても知識として得られます。
講師 |
東京大学 新領域創成科学研究科 教授 理学博士 竹谷 純一 氏
専門:半導体物性
1989.3東京大学理学部物理学科 卒業
1991.3東京大学理学系研究科物理学専攻(物性研究所) 修士課程 修了
1991.4-2006.3財団法人電力中央研究所 研究員、主任研究員
2001.1東京大学理学系研究科物理学専攻より学位 博士(理学)
2001.8-2002.11スイス連邦工科大学(ETH)固体物理研究所 客員研究員
2005.3-2006.3独立行政法人 理化学研究所 客員研究員
2005.10-2006.3東北大学金属材料研究所 客員助教授
2006.4-2010.3大阪大学理学研究科化学専攻物性物理化学研究室准教授
2010.4-2013.3大阪大学産業科学研究所 教授
2013.4-東京大学大学院 新領域創成科学研究科 教授
2013.3-パイクリスタル株式会社CTO
2016.6-株式会社オルガノサーキットCTO
HP:http://www.organicel.k.u-tokyo.ac.jp/
セミナー趣旨 |
2000年以降、有機半導体の単結晶トランジスタが開発されて、10 cm2/Vsを超える移動度が実現したのを契機として、電子物性、有機化学合成、集積回路デバイス研究が急速に進んだ。その結果、1980年代のシリコン半導体レベルの集積回路応用が可能となり、フィルム型センサーのデータ処理回路や、プラスティックコンピュータとも呼ぶべきイノベーションが間近に迫っている。
本セミナーでは、一般にはあまり語られていない、高移動度の有機半導体中での電子伝導機構を精密に解き明かし、実用デバイス化の成否を決めた物質開発の手法とともに、2つのスタートアップ企業がリードする現状の事業化動向について、詳細に紹介する。
セミナー講演内容 |
1.有機半導体の物性
1.1 物質中の電子伝導
1.2 単結晶有機半導体
1.3 バンド伝導とホッピング伝導
1.4 電子のコヒーレンスとやわらかさの関係
1.5 金属絶縁体転移から量子レクトロニクスへ
2.有機半導体薄膜結晶の化学
2.1 高移動度有機半導体
2.2 溶ける有機半導体と塗布結晶化プロセス
2.3 高移動度のP型及びN型有機半導体の合成
2.4 高性能かつ高安定性を有する実用可能な有機半導体
2.5 低コストの有機半導体薄膜
3.有機半導体デバイスの電子伝導機構
3.1 有機半導体の微細パターニングプロセス
3.2 有機半導体の電子注入ダイナミクスと高速有機半導体回路
3.3 有機半導体回路の集積化
3.4 有機半導体の回路設計ツール
3.5 有機半導体を用いた歪センシング
4.有機半導体の事業化動向
4.1 有機半導体のアクティブマトリックス
4.2 有機半導体の大面積ディスプレイシート
4.3 オルガノサーキット社の事業化戦略
4.4 有機半導体CMOS回路を用いたフィルムセンサ
4.5 パイクリスタル社のIoTセンサネットワーク事業
4.6 スマートフィルムデバイス協会
□ 質疑応答 □
※詳細・お申込みは上記
「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。
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