10/19 機能性粒子の分散安定化と 分散液の塗布・乾燥における課題と解決策
イベント名 | 機能性粒子の分散安定化と 分散液の塗布・乾燥における課題と解決策 |
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開催期間 |
2023年10月19日(木)
13:00~16:30 ※会社・自宅にいながら受講可能です※ |
会場名 | Live配信セミナー(リアルタイム配信) |
会場の住所 | 東京都 |
お申し込み期限日 | 2023年10月19日(木)13時 |
お申し込み受付人数 | 30 名様 |
お申し込み |
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機能性粒子の分散安定化と
分散液の塗布・乾燥における課題と解決策
分散安定化のメカニズムと湿潤分散剤選定の考え方の理解
分散液の塗布時に発生しがちなトラブルの原因と対策についても解説
バイオベースの添加剤の開発動向にも言及
・顔料分散剤の構造と特性、選定方法
・塗布・成膜に係る課題と解決方法(基材への濡れ・泡・平滑性・沈降防止・膜厚確保・パターン形状の保持)
・レオロジー・表面張力の基礎知識
・分散液を用いてコーティング液などを設計される技術者
・コーティング液の使用者
・電子材料や電池電極、セラミックス、塗料・インキ・インクジェット、フィルム加工、プラスチック材料等に関連した研究・開発を手掛けている方
講師 |
ビックケミー・ジャパン(株) シニアソリューションナビゲーター 若原 章博 氏
[プロフィール]
塗料技術者を経て、添加剤開発と技術紹介に従事。塗料インキ用・カラーフィルター用・リチウムイオン電池用の分散剤開発に携わる。分散・表面調整・レオロジー制御など各種コーティング液の製造・塗布・乾燥の課題解決に関してマーケットで活動。
趣旨 |
粒子を用いた分散液を分散安定化させることは、塗料・インキなどコーティング分野では必須技術である。粒子の濡れ・解砕・安定化、貯蔵での沈降防止には、湿潤分散剤の適用が有効である。その際、粒子の表面特性に応じ、また水系や非水系など系の極性や配合により、最適な添加剤は異なる。
本セミナーでは、分散安定化のメカニズムと湿潤分散剤選定の考え方をしめす。また今日話題となるカーボン系粒子や非酸化物系粒子・酸化物系粒子などの分散事例を通じて理解を深める。加えて、分散液の塗布時に発生しがちな問題・不具合(濡れ不良・ハジキ・泡・沈降・タレ等)について、原因と対策についても紹介する。最後にSDGs達成・循環経済を見据えたバイオベースの添加剤開発についても触れる。
プログラム |
1.粒子の分散プロセスを見通した時の着目ポイントは?
・濡れ・吸着の重要性
・どのように安定化を図るのか、そのメカニズム
・粒子の凝集状態と脱凝集の状態と特性
・静電気的反発と立体障害による安定化
1.1 分散安定化に有効な湿潤分散剤はどのような構造か?
・粒子表面に対応した顔料吸着基
・マトリクスを形成する系との相溶性鎖
1.2 分散液配合のチェックポイントは?
・粒子の特性を知る(酸性・塩基性、形状、比表面積など)
・マトリクスの極性とその変化に対応する相溶性(水系・非水系、極性の変化など)
・液と塗膜の評価方法
・性質の異なる複数の粒子の場合は共凝集に注意
1.3 分散安定化の実際
・有機顔料の分散事例:インクジェットでの粘度低減・ろ過性の向上
・カーボン系粒子の例:導電助剤、CNTなどリチウムイオン電池での実験
・金属酸化物の例:シリカ、二酸化チタン
・非酸化物系粒子の例:窒化ホウ素、窒化アルミなど放熱材料での実験
・熱可塑性樹脂でのフィラーの分散
2.塗布と乾燥における課題はなにか?
・基材へ濡れと表面張力の基礎:表面調整剤
・水系では特に泡に注意し膜欠陥を防止する:消泡剤
・沈降防止とパターン保持とレオロジーの基礎:レオロジーコントロール剤
・乾燥膜の平滑性の向上:表面調整剤
3.最近の添加剤の開発方向とSDGsの実現
・再生産可能・生分解性などバイオベースの添加剤開発
・より環境負荷の小さい添加剤への転換
□ 質疑応答 □
※詳細・お申込みは上記
「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。
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