イベント名 | エクセルギーの基礎と実践的な計算・解析方法 |
---|---|
開催期間 |
2024年05月29日(水)
10:30~16:30 【アーカイブの視聴期間】 視聴期間:終了翌営業日から7日間[5/30~6/5中]を予定 ※動画は未編集のものになります。 ※視聴ページは、マイページにリンクを設定します。 ※会社・自宅にいながら受講可能です※ |
会場名 | 【ZoomによるLive配信セミナー】アーカイブ(見逃し)配信付き |
会場の住所 | オンライン |
お申し込み期限日 | 2024年05月29日(水)10時 |
お申し込み受付人数 | 30 名様 |
お申し込み |
|
エクセルギーの基礎と実践的な計算・解析方法
~例題と演習問題を交え、概念から計算・活用まで分かりやすく解説~
エントロピー・エクセルギー・系といった概念から、熱・圧力・気体・化合物・溶液等の様々なエクセルギーの計算方法、ガスタービン等のシステムや材料製造における解析方法まで。
復習に便利なアーカイブ配信付きです。
・様々な物質やエネルギー、システムのエクセルギーの計算・解析方法
特段の予備知識は不要です。
【Live配信受講者 限定特典のご案内】
当日ご参加いただいたLive(Zoom)配信受講者限定で、特典(無料)として
「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。 |
講師 |
名古屋大学 大学院工学研究科 化学システム工学専攻 教授 博士(工学) 北 英紀 氏
専門:エクセルギー論、セラミックスプロセス、トライボロジー
1985年3月 東京工大 大学院修士課程修了
1985年4月 - 2004年3月企業勤務(大手電機メーカー、自動車メーカー、およびベンチャー企業役員)
2004年4月 - 2012年3月独立行政法人 産業技術総合研究所(中部センター)研究グループ長
2012年4月 - 現在 名古屋大学 大学院工学研究科 教授
ホームページ:
https://profs.provost.nagoya-u.ac.jp/html/100006380_ja.html
https://www.material.nagoya-u.ac.jp/nuce/L17/index.html
セミナー趣旨 |
エクセルギーとは「着目するシステムが環境と熱的に平衡状態になるまでにできる最大仕事である」。保存則で規定されるエネルギーとは対照的に、エントロピーが生成される全ての実世界のプロセスにおいてエクセルギーは消費される。エクセルギーによりエネルギーの質の違いを含めた評価が可能である。エクセルギーを用いて評価すると個々の要素プロセスごとに損失を計算でき、その結果をもとに、廃熱や廃物の有効利用のあり方・製造効率や製造手法の改善についての指針を得ることができる。またエクセルギーは物質とエネルギーに共通した資源性を示しており、資源から廃棄に至る広い時間的空間的スケールの中で物質やエネルギーの資源性の消失を定量化することができる。二酸化炭素削減を含め省エネ・環境問題が重要な課題となっている現代において、エクセルギー解析はプロセスシステムの設計ツールとして有力な手段であると考えている。
本講義では、省エネシステムの開発に向けてエクセルギーの有効利用に役立てていただくことを狙いとして、エクセルギーの意味や活用、様々なエクセルギーの計算、システムへの応用など、例題・演習問題を交えわかりやすく説明する。
セミナー講演内容 |
1.エクセルギーの概念的理解
1.1 エネルギーとエクセルギー
・エネルギーは減るのか,減らないのか
・孤立系,閉鎖系,開放系
1.2 エントロピーが包括するエネルギー
・拡散とエネルギー
・混ざり合うとエントロピーは増大する(混合エントロピー)
・統計熱力学におけるエントロピーの扱い
1.3 熱エントロピー
・カルノーサイクルでわかること
・エントロピーの定義式
1.4 エントロピーからエクセルギーへ
・環境を基準とすることの意義
・エクセルギーでわかる事,わからない事
・エクセルギー観点での社会システムの捉え方
・エントロピー生成とエクセルギー消費
2.エクセルギーの実践的計算方法
2.1 熱エクセルギーの計算
・熱源の温度が一定/変化する場合の計算
・伝熱に伴うエクセルギー消費
・相変態(潜熱)のエクセルギー計算
2.2 物質のもつエクセルギー(化学エクセルギー)
2.3 参照種とは
2.4 STEP1:基本物質:酸素,二酸化炭素,窒素のエクセルギー
・混合現象,気体拡散のエクセルギー
・酸素,二酸化炭素,窒素のエクセルギー
2.5 STEP2:単体物質のエクセルギー
2.6 STEP3:化合物の化学エクセルギー
2.7 混合気体のエクセルギー
・混合燃料
・水蒸気(湿り空気)
2.8 その他プロセスとエクセルギー
・圧力のエクセルギー
・溶液のエクセルギー
3.システムの解析
3.1 計算のためのケース分類
・運動エネルギー,位置エネルギーが無視できる場合
・電力を使って製造がなされ,廃熱が生じる場合
・エクセルギー収支のみを考える場合
3.2 ケーススタディー1:材料製造の解析
・セラミックスの製造のエクセルギー解析
・鉄の製造のエクセルギー解析
3.3 ケーススタディー2:システムの解析
・ガスタービン 他
□質疑応答□
※詳細・お申込みは上記
「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。
- サイト内検索
- ページカテゴリ一覧
- 新着ページ
-
- 6/25 ミリ波・マイクロ波レーダによる 非接触生体センシング技術 (2024年04月25日)
- 6/25 積層セラミックコンデンサ(MLCC)の 設計、材料技術、開発動向と課題 (2024年04月25日)
- 6/24 <各種事例を交えて解説> 日米欧の規制対応を可能とするための グローバルPV体制構築とベンダーコントロール (2024年04月25日)
- 6/20 架橋剤を使うための総合知識 (2024年04月25日)
- 6/27 シリコンフォトニクス光集積回路技術の 現状と課題およびその進化 (2024年04月25日)
- 6/24 外観検査の自動化の進め方と 画像データ取得およびAIによる検査のポイント (2024年04月25日)
- 6/26 包装・パッケージの 環境対応に向けた技術・市場の最新動向と 「紙化」市場拡大に向けた課題と対策 (2024年04月25日)
- 6/18 機械学習/AIによる特許調査の高度化で実践する スマート特許戦略 (2024年04月24日)
- 6/6 ナノカーボン材料(カーボンナノチューブ・グラフェン)の 分散技術・凝集制御における物理化学の基礎と 分散状態の観察・評価 (2024年04月24日)
- 6/3 不確実性を価値創造に変える 衆知錬成の「意思決定」 (2024年04月24日)