11/19 <FDA査察指摘2,400件に学ぶ> ラボと製造の現場における データインテグリティ実務とCSV 監査証跡の定期レビューとQAレビュー
イベント名 | <FDA査察指摘2,400件に学ぶ> ラボと製造の現場における データインテグリティ実務とCSV 監査証跡の定期レビューとQAレビュー |
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開催期間 |
2024年11月19日(火)
10:30~16:30 ※会社・自宅にいながら受講可能です※ |
会場名 | Live配信セミナー(リアルタイム配信) |
会場の住所 | オンライン |
お申し込み期限日 | 2024年11月19日(火)10時 |
お申し込み受付人数 | 30 名様 |
お申し込み |
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<FDA査察指摘2,400件に学ぶ>
ラボと製造の現場における
データインテグリティ実務とCSV
監査証跡の定期レビューとQAレビュー
~監査証跡機能がない場合の対応~
~PIC/S査察官むけDIガイダンス対訳解説つき~
・監査証跡を電子的にレビューしていない
・電子記録をレビューしていない
・電子記録が改変削除から保護されていない
・電子記録が自動ではなく手動保存となっている
・製造やラボの実務担当者がバックアップを行っている
・システム管理者権限で試験や製造を行っている
・製造やラボの記録用紙が現場でコピー出来てしまう
・製造装置のアラーム履歴が維持されていない
・製造装置のレシピが改変から保護されておらず監査証跡もない
ガイドラインなどにもとづいたCSVやデータインテグリティ(DI)の「教科書的対応」が、
現場実務にうまく当てはまらないことがある。
本セミナーではそのような悩みを解消すべく、FDA査察における2,400件の査察指摘事例にもとづいた実務対応を解説する。CSVとデータインテグリティ(DI)の本質と基礎から説明するので、コンピュータに馴染みのなかった方にもご理解いただける。
また、700スライドを超すテキストと300ファイルを収載した付録CDにより受講後の高度な自己研鑽が可能である。
【特典】
■ガイダンス邦訳と解説資料
各極データインテグリティガイダンスの邦訳や解説資料を電子ファイルにてご提供する。700スライドにおよぶ講演資料を補完する詳細を習得していただける。
- PIC/Sガイダンス(2021/7/1)対訳(解説つき) 161ページ
- データインテグリティ入門 19ページ
- HPLC試し打ち指摘とその対応 3ページ
- MHRAガイダンス(GMP) 意訳(対訳) 28ページ
- WHOガイダンス・ドラフト 要旨訳 11ページ
- FDAガイダンス・ドラフト 意訳(対訳) 32ページ
- FDAガイダンス・ドラフト 解説 27ページ
- データインテグリティの是正 FDA WLの常とう句 9ページ
- WHOガイダンス Appendix 1 邦訳 28ページ
- MHRAガイダンス(GXP)対訳と補足
■付録CD
データインテグリティの詳細資料、Part 11、Annex 11、CSV関連の解説や邦訳など、320ファイル余を収載したCDをテキストと共にご提供する。
■名刺交換可
【対象】
CSVとデータインテグリティの基礎と実務対応を必要とする以下の様な部門の方々にご参加いただきたいと考えている。
• QA、QC、薬事監査(社内監査、委託先監査)
• エンジニアリング IT 装置/システムの供給者
• CMC 製剤研究 分析研究
★★★ 事前質問大歓迎 ★★★
CSV、ERES、データインテグリティ、スプレッドシート、クラウドなど日常の業務において困っていることや疑問などにお答えします。講演当日の活発な質問は大歓迎ですが、質疑応答時間に限りがありますので、1週間前までにご提出いただいた事前質問への回答を優先いたします。
※受講者の皆様に開催日までに講師からの事前アンケートを送付しております。
こちらからの質問も可能でございます。
【事前質問はこちら】
講師 |
合同会社エクスプロ・アソシエイツ 代表
望月 清 氏 【講師情報】
趣旨 |
CSVの教科書としてコンピュータ化システム適正管理ガイドラインやGAMPがある。どちらの方法を採用してもよいが、現場の装置や機器にあわせて応用するのがポイントである。なお、システム導入後の運用段階における管理、例えば再バリデーション、電子記録の真正性維持と見読性維持などが重要であり指摘も多い。本講座においてCSVの本質を理解していただいたうえでコンピュータ化システムに対する応用力を高めていただく。
DIの基本要件はALCOAプラスであるといわれている。一方、査察官が期待するDI実務は、システムや機器におけるDI機能の普及とともに高くなる。従って、各極のDIガイダンスを読み込んでALCOAプラスを頭のなかで深掘りしても、査察官が期待するDI実務レベルにたどりつけない。
査察官が期待するDI実務レベルは、当局査察における指摘事例から学び取るのが確実かつ容易である。査察指摘の開示が最も進んでいるのはFDAであり、生の査察指摘をすべて入手できる。
本講座では、米国情報公開法(FOIA)にもとづきFDAへ開示請求して有償入手した2,400件を越す生の査察指摘事例から学び取ったCSVとDIの基礎と実務を具体的に説明する。FDAの年間査察指摘件数は約1,000件である。2年分を超す査察指摘事例に基づいたファクトベースの講座はどなたにも納得してご理解いただける。
DI対応の対象は以下の両者である。
・ 電子記録
・ 紙の記録(手書き記録、プリントアウト)
また、電子記録を生成しない製造装置も対象である。
FDA査察におけるDI指摘はQCラボに集中していたが、製造における指摘が目立ち始めてきた。特に製造におけるDI実務対応の要件は査察指摘事例から学び取る必要があり、製造管理のインテグリティと考えて実務対応するのがよい。
ERES(電子記録/電子署名)とCSVの本質と基礎を説明したうえでFDAの査察指摘事例を紹介するので、コンピュータに馴染みのなかった方でも「行うべきこと」を具体的に基礎から実務までを習得していただける。また、増加しつつあるクラウドサービス利用における留意点やスプレッドシートのCSV/DI対応の概要も説明する。
プログラム |
10:30~16:30
<▼昼休憩:12:00~12:45(45分) ▼午後休憩:14:30~14:45(15分)>
- 改正GMP省令とPIC/S
- データインテグリティとは
- CSVとERESの基礎
- データインテグリティ用語
- FDAのDI査察指摘
- 指摘トップ10
- 国内における指摘
- ラボにおける指摘
- 製造における指摘
- スプレッドシートのFDA指摘とその対応
- DI実務対応
- 紙記録(ラボ、製造共通)
- コンピュータ化システム
- 製造装置と検査装置
- DIポリシーと手順書の策定方針
- クラウドサービス利用における留意点
- 主要ガイダンスの概況
- PIC/S査察官むけガイダンスの解説
- MHRAガイダンスの要旨(英国医薬品庁)
- FDAガイダンスの要旨
- 良くある質問
- 質疑応答
■質疑応答■
CSV、ERES、データインテグリティ、スプレッドシート、クラウドなど日常の業務において困っていることや疑問などにお答えします。講演当日の活発な質問は大歓迎ですが、質疑応答時間に限りがありますので、1週間前までにご提出いただいた事前質問への回答を優先いたします。
■良くある質問
以下をはじめとする質問、および事前に提出いただいた質問にお答えする。
- 監査証跡の定期的レビューをどのようなタイミングで行えばよいのか
- 監査証跡の定期的レビューをどのような方法で行えばよいのか
- 監査証跡機能がない場合どのように対応すればよいのか
- 監査証跡機能がないと査察で指摘されるのか
- 監査証跡はどのようにバリデートすればよいのか
- 試験関係者がシステム管理者になるとなぜ指摘を受けるのか
- HPLCのプリントアウトを生データとすると指摘を受けるのか
- データインテグリティはどのように査察されるのか
- 工程内検査のインテグリティは査察されるのか
- 個別のアカウントを設定できない器機/システムは更新が必要か
- 電子生データはどのように管理・運用すればよいのか
- スタンドアロン機器のデータインテグリティ対応はどの程度必要か
- ハイブリッドシステムはどのように対応すればよいか
- FDA査察をのりこえるにはどのような対策が必要か
- 治験薬における対応はどの程度必要か
- リスク対応はどのように行えばよいのか
- OOS処理の査察指摘はどのようにすれば回避できるのか
- LIMS導入はデータインテグリティ対応となるか
- Empower 3等のCDS導入はデータインテグリティ対応となるか
- バックアップの定期的リストアテストは必要か
- ALCOAをベースにGAPチェックリストを作ろうとしたが難しい
- 試験実施者に解析メソッド作成・変更の権限を与えて良いか
- 同じ分析装置にGMP試験とGMP適用外の試験を混在させてよいか
- 電子記録バックアップの隔離保管は必要か
- システム管理を行うIT職員にGMP教育は必要か
- OSへの共通IDログインは許容されないのか
- スプレッドシートのデータインテグリティ留意点
- LIMSやSDMSへデータを吸い上げたら分析機器のデータを削除してよいか
- デジタル画像を生データとする場合、何に注意すればよいか
- 機器使用台帳(機器使用ログ)に何を記載しなければならないのか
- AIの使用は認められるか
- コンピュータ化システムの再バリデーション頻度はどの程度が適切か
- バリデーション資料はどの程度の期間保存する必要があるか
- CDやDVDの劣化確認方法
- バックアップHDDの点検頻度
- アジャイル型開発は認められるか
- サーバーのシステム管理者アカウントを共有してよいか
- 崩壊試験や呈色滴定などのDI対応方法は
- 装置や機器のエラーをQAに報告すべきか
- ミラーリング(RAID1)はデータバックアップになるか
- 業者保守作業における監査証跡のレビューは必要か
- 検量線と面積計算のバリ資料を査察で求められた時の対応は
- イベントログの定期レビューを査察で求められた時の対応は
- CMCなど研究開発におけるDI対応は
- バックアップ/リストアの要件とその対応方法は
- 旧システムのデータが新システムで異なる結果となる場合の対応方法は
- 見読性の長期維持方法は
- 電子署名した電子記録をシステムから取り出してよいか
- 電子署名した電子記録のプリントアウトに手書き署名は必要か
- PDFを編集できると査察指摘を受けるか
- 装置バリデーションにおけるURS必要性の指導方法は
- デジタル署名と電子署名の使い分けは(リモートワーク対応)
- 電子文書を電子的に照査・承認する方法は(リモートワーク対応)
- パスワード定期変更の頻度は
- バリデーション指針とはどのようなものか
- エクセルの保護機能破り対策は
- CSVをはじめて要求された装置メーカの対応は
- 製造検査装置における個々検査データ(計量値)のバックアップは必要か
- 理不尽な監査指摘へどのように対応すればよいか
- 監査証跡の回顧的レビューにおける留意点は
- アジャイル型で開発されたシステムのバリデート方法は
- ChatGPTに正当性はどの程度あるのか
- CAPAはどのように指摘されるのか
- バックアップデータのリストアはどのように検証すればよいのか
上記のQ&Aは700スライドを超すテキストに含まれている。
※詳細・お申込みは上記
「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。
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