イベント名 | 高分子材料の劣化 ―そのメカニズム解析方法と対策事例および環境問題― |
---|---|
開催期間 |
2024年05月30日(木)
10:00~17:00 ※会社・自宅にいながら受講可能です※ |
会場名 | Live配信セミナー(リアルタイム配信) |
会場の住所 | 東京都 |
お申し込み期限日 | 2024年05月30日(木)10時 |
お申し込み受付人数 | 30 名様 |
お申し込み |
|
高分子材料の劣化
―そのメカニズム解析方法と対策事例および環境問題―
劣化挙動を正しく解析するために 様々な解析手法を紹介
高分子の熱劣化・熱酸化劣化・光劣化メカニズムと酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤の使い方を解説
高分子劣化のメカニズム、解析手法、対策例についてじっくり学べる
・多彩な劣化解析手法の概要を習得する
・高分子の安定化対策(酸化防止剤、紫外線吸収剤と光安定剤の種類、特徴、作用)を知る
講師 |
群馬大学 大学院 理工学府 特任教授 黒田 真一 氏
[その他 活動など]
・マテリアルライフ学会 会長(2015年~)
・高分子学会 グリーンケミストリー研究会 運営委員(2010年~)
・ISO/ TC61、WG4 国内委員(2018年~)、SC6 国内代表委員(2015年~)、SC14/WG4 国内委員(2019年~)
・繊維学会堅ろう度標準化研究委員会 委員(2022年5月~)
趣旨 |
高分子材料は、自然環境に曝されているうちに物理的・化学的作用を受け、徐々に本来の特性を失い実用に耐えなくなる。これは、高分子材料の特性が発現するもととなる分子の化学構造と集合状態が変化するためである。このような高分子の劣化を防止し、安定性・耐久性を向上させるために多くの努力が払われている。しかし、この努力が効率的に結実するためには、劣化メカニズムの基本を理解し、また劣化挙動を正しく解析することが重要である。
本講演では、高分子の多彩な劣化メカニズムならびにその解析手法について要領よく解説する。また、酸化防止剤、紫外線吸収剤と光安定剤の種類、特徴、作用および海洋プラスチックごみやマイクロプラスチックなどの環境問題に高分子の劣化がどのように関係しているかを概説する。
プログラム |
1.はじめに
1.1 劣化とは?
1.2 劣化の要因と発現挙動
2.高分子の熱・熱酸化劣化機構
2.1 ポリオレフィンの劣化過程
2.2 高分子の自動酸化
2.3 芳香族高分子の劣化過程
3.高分子の光劣化機構
3.1 光化学の基礎
3.2 光劣化の素過程
3.3 光劣化の支配因子
4.高分子劣化挙動の解析
4.1 促進劣化試験
4.2 分子量変化(SECによる解析)
4.3 化学構造変化-1(IR分光測定による解析)
4.4 化学構造変化-2(ケイ光、リン光測定による解析)
4.5 モデル化合物を用いた解析
4.6 高次構造変化(顕微鏡観察、X線回折、熱測定、動的粘弾性測定による解析)
4.7 力学物性変化(引張試験、曲げ試験、衝撃試験)
4.8 化学構造変化-高次構造変化-物性変化の相関
4.9 寿命予測
5.高分子の安定化対策
5.1 酸化防止剤
5.2 紫外線吸収材(UVA)
5.3 ヒンダードアミン系光安定剤(HALS)
5.4 安定剤の相乗効果
5.5 高次構造制御による安定化
6.高分子の環境問題
6.1 マイクロプラスチック
6.2 海洋プラスチックごみ
□ 質疑応答 □
※詳細・お申込みは上記
「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。
- サイト内検索
- ページカテゴリ一覧
- 新着ページ
-
- 6/9開講 ≪解説動画で学ぶeラーニング講座≫ バイオ医薬品のQC入門/ 試験担当者のための品質分析法とレギュレーションの基本 (2025年05月01日)
- 6/2 ものづくり・研究開発の進め方、論理的技術者思考とその実践 (2025年05月01日)
- 6/6 樹脂用添加剤“超”入門 (2025年05月01日)
- 6/10 「ISO9001 品質マネジメントシステム」入門講座 (2025年05月01日)
- 6/13 半導体製造工程における洗浄・クリーン化技術と汚染制御対策 (2025年05月01日)
- 6/19 金属やセラミックスの焼結における基礎とその応用 (2025年05月01日)
- 6/10開講 ≪解説動画で学ぶeラーニング講座≫ 国内外規制をふまえた E&L(Extractables&Leachables)評価基準の考え方と 分析・評価方法 (2025年05月01日)
- 6/20 注射剤(凍結乾燥製剤) 内服固形剤(PTP錠剤包装) 外用軟膏剤(チューブ包装)の 製剤・包装工程の適格性評価の進め方 (2025年05月01日)
- 6/13 溶融製膜/溶液製膜による フィルム成形技術の基礎と実際 (2025年05月01日)
- 6/11 高分子材料の粘弾性の基礎と 応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 (2025年05月01日)