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【技術書籍】欧米規制/ICH Q3EをふまえたE&L(Extractables&Leachables)試験の分析手法・安全性評価/管理閾値とリスク管理

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欧米規制/ICH Q3Eをふまえた
E&L(Extractables&Leachables)試験の
分析手法・安全性評価/管理閾値とリスク管理

~医薬品包装・容器/凍結乾燥製剤/バイオ・シングルユース/医療機器~

 

発刊日 2025年5月29日
体裁 B5判並製本  137頁
価格(税込)
46,200円 ( E-Mail案内登録価格 43,890円 ) 
 定価                    :本体42,000円+税4,200円
 E-Mail案内登録価格本体39,900円+税3,990円
 

アカデミー価格 32,340円(本体29,400円+税2,940円)

   ※アカデミー対象者:学生と教員、学校図書館および医療従事者
  (企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です)

備考  送料は当社負担
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​<本書のポイント>


▼E&Lにおける欧米の規制要件とその動向 
   ICH-Q3E:医薬品及び生物製剤のE&Lガイドラインの重要ポイント 
 ・EMAガイダンス,欧州薬局方(EP)                                             
 ・米国薬局方(USP),米国:連邦規則コード,米国食品医薬品局(FDA)
 ・ワーキンググループ:Product Quality Research Institute(PQRI),
  Bio-Process Systems Alliance(BPSA),BioPhorum Operations Group(BPOG))


▼医薬品包装・容器等におけるE&L試験の分析方手法と安全性評価・リスク管理 
 ・ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)計:
      抽出・溶出された不特定多数の「揮発性有機化合物」及び「半揮発性有機化合物」の推定
 ・液体クロマトグラフィー質量分析(LC/MS)計:
      抽出・溶出された不特定多数の「不揮発性有機化合物」及び,一部の「半揮発性有機

      化合物」の推定
 ・ICP 質量分析計:
      抽出・溶出された不特定多数の「無機化合物」の定量が可能であり,要求される感度を

      クリアしている分析法

▼医薬品包装・容器等におけるE&Lの安全性評価・管理閾値とリスク管理の考え方と算出方法 
 ・ICH Q3Eガイドライン(検討中)やPQRI による文書や,最近公開されたEMA による
      非変異原性不純物に関するReflection paperを参考に、E&Lの安全性評価の基本的な

      考え方を解説    
   ■変異原性・変異原性発がん性の評価:
            TTC 以下で適切に管理・許容摂取量であるAcceptable intake(AI)の個別算出
   ■変異原性・変異原性発がん性以外のエンドポイント:
           化合物の毒性に関する各種化学物質関連データベースを用いて情報を調査、論文の

           網羅検索
   ■許容量設定に十分なデータが得られない場合の対応:
           デフォルト許容量としてTTC の適用が検討されている~経口投与、注射投与、吸入

           投与、皮膚投与など
   ■許容量設定に十分なデータが得られる場合の対応:
           ICH Q3E では,ICH Q3D で一部導入されたAcceptable leve(l AL)と同様の

          考え方により、製品特異的な許容量の導入が議論されている。
   ■許容量設定の基本的な考え方:
           収集した毒性試験データを精査して重要な毒性を特定し,Pointof departure
(POD)

    を特定、種間及び個体間の変動性,毒性の重篤度の欠如に対して修正係数を適用。


▼バイオ医薬品:シングルユース、凍結乾燥製剤におけるるE&Lの影響とリスク評価 
 ・シングルユース製品の製造に用いられた種々の化学物質(プラスチックの主成分である

  ポリマーや添加剤),及びその派生物質(酸化物など)はE&Lはどのような物質が想定

  されるのか,その検出方法等を含めて解説
 ・FDAは,様々な条件下でLeachables(浸出物)が許容される安全限度内にとどまる

  ように,ワーストケースを想定した試験を重要視している。
 ・EMA が2005年に発出したガイドラインでは,包装資材と医薬品の相互作用リスクを評価

  するためのデシジョンツリーアプローチが採用されているが、凍結乾燥製剤ではリスク評

  価が必要になる可能性を言及。

▼医療機器におけるE&L試験の分析手法と安全性評価・リスク管理 
 ・化学分析を中心とした医療機器におけるE&L試験分析による安全性評価手法の考え方を

  紹介
 ・医療機器の毒性学的リスクアセスメントの概要:ハザードを事前に評価し、そのハザード

  がもたらすリスクについて予防を図るためのリスクアセスメントの方法を解説

▼E&L試験における申請時の留意点と当局指摘事例 
 ・FDA がE&L に関して特に注目している重要事項を紹介するとともに,
  実際にあった指摘事項の例を用いて解説

 

著者

 

小松 一聖  塩野義製薬(株)
鈴木 政明  元クロムソードジャパン(株)
坂本 悠太  ユーロフィン分析科学研究所(株)
清家 悠介  ユーロフィン分析科学研究所(株)
武藤 重治  中外製薬(株)
松田 博行  ZACROS(株)
伊藤 将太  ZACROS(株)
黒田 倫史  オムピジャパン(株)(Stevanato Group)
岡本 悠佑  国立医薬品食品衛生研究所
長谷川 千恵 国立医薬品食品衛生研究所
野村 祐介  国立医薬品食品衛生研究所
嶋田 いつか (株)住化分析センター
浦野 のり子 (株)住化分析センター
福永 辰也  (株)住化分析センター
中澤 晶子  (株)住化分析センター

 

目次

 

第1部 E&Lにおける欧米の規制要件とその動向

第1章 ICH-Q3E:医薬品及び生物製剤のE&Lガイドライン作成の背景とポイント
 はじめに
1. ICH-Q3E以前の状況
2. ICH-Q3Eのコンセプトペーパー(CP)
3. ICH-Q3Eトピックの議論の現状
4. 想定される日本固有の考慮点
5. ICH-Q3Eガイドライン作成に関する今後の予定

 

第2章 欧米のE&Lにおける規制の動向
 はじめに
1. EUにおけるE&Lのガイドライン
 1.1 EMA ガイダンス(1)
 1.2 EMA ガイダンス(2)
 1.3 欧州薬局方(EP)
2. 米国の規制及び規格
 2.1 米国薬局方(USP)
 2.2 連邦規則コード(1)
 2.3 連邦規則コード(2)

 

第3章 業界団体におけるE&L試験の動向
 はじめに
1. PQRI:Product Quality Research Institute
2. BPSA:Bio-Process Systems Alliance,BPOG:BioPhorum Operations Group


第2部 医薬品包装・容器等におけるE&L試験の分析手法と安全性評価・リスク管理

第4章 医薬品のE&L試験における分析法と安全性評価・リスク管理
第1節 ガスクロマトグラフ質量分析(GC/MS)計を利用したE&L試験と分析法
 はじめに
1. GC/MSの仕組み
2. GC/MS(ALS法)を用いたExtractables(抽出物)試験
3. GC/MS(HS法)を用いたExtractables(抽出物)試験
4. GC/MSを用いたLeachables(浸出物)試験

第2節 LC/MS(液体クロマトグラフィー質量分析)計を利用したE&L試験と分析法
 はじめに
1. LC/MSの仕組み
2. LC/MSを用いたExtractables(抽出物)試験
3. LC/MSを用いたLeachables(浸出物)試験

第3節 ICP質量分析計を利用したE&L試験と分析法
 はじめに
1. ICP質量分析計(ICP/MS)の仕組み
2. ICP/MS測定時の注意点
3. ICP質量分析計を用いたExtractables(抽出物)試験
4. ICP質量分析計を用いたLeachables(浸出物)試験
5. バリデーションの評価項目及びシステム適合性の例

 

第5章 医薬品包装・容器等におけるE&Lの安全性評価・管理閾値とリスク管理
 はじめに
1. E&Lに関する各種用語
2. 変異原性・変異原性発がん性
3. 変異原性・変異原性発がん性以外のエンドポイント
 3.1 情報調査
 3.2 許容量設定に十分なデータが得られない場合の対応
 3.3 許容量設定に十分なデータが得られる場合の対応
 おわりに

 

第6章 バイオ医薬品等でのシングルユース製品におけるE&Lの影響とリスク評価
 はじめに
1. バイオ医薬品製造工程でのシングルユース製品の使用
 1.1 バイオ医薬品製造工程におけるシングルユース製品
 1.2 シングルユース製品のリスクマネジメント
 1.3 シングルユース製品におけるE&Lの概要
2. シングルユース製品のE&L試験の流れと注意点
 2.1 E&L試験の流れ
 2.2 シングルユース製品を構成する部材とその材質
 2.3 シングルユース製品の滅菌
 2.4 シングルユース製品の流通
 2.5 シングルユース製品の使用
 2.6 シングルユース製品のExtractables(抽出物)試験
3. Extractables(抽出物)の化学的特性と分析戦略
 3.1 Extractables(抽出物)の化学的特性
 3.2 Extractables(抽出物)の分析戦略
 おわりに

 

第7章 凍結乾燥製剤におけるE&L試験とその留意点
 はじめに
1. 凍結乾燥プロセス: 主な利点と関連する課題
 1.1 凍結乾燥プロセス概要
 1.2 包装資材との相互作用
 1.3 凍結乾燥製剤に用いられるE&L試験対象包装資材例
2. 相互作用メカニズム:ガス放出と漸進的蓄積
3. 凍結乾燥製剤に関するE&Lの規制フレームワーク
 3.1 FDAガイドライン
 3.2 EMA ガイドライン
4. 凍結乾燥製剤特有のリスク
 4.1 再溶解によるリスク
 4.2 分析の複雑さと適切なブランクサンプルの準備
5. E&L リスクを軽減するための戦略
 おわりに

 

第3部 医療機器における試験の分析手法と安全性評価・リスク管理

第8章 医療機器におけるE&L分析 ― 化学分析を併用した生物学的安全性評価 ―
 はじめに
1. 化学分析を併用した医療機器の生物学的安全性評価
2. 毒性学的懸念の閾値及び許容限度値に基づいた医療機器の安全性評価
3. E&L分析
4. 生物学的安全性試験用標準材料の開発
 おわりに

 

第9章 医療機器のE&L試験と毒性学的リスクアセスメント
 はじめに
1. 生物学的安全性評価における化学的キャラクタリゼーションの位置付け
2. 化学的キャラクタリゼーションの手順
 2.1 分析試験項目及び測定方法
 2.2 閾値の設定
 2.3 検体の選定
 2.4 抽出
 2.5 抽出液の調製
 2.6 定量
 2.7 同定
3. 毒性学的リスクアセスメント
 3.1 医療機器から体内への移行量(曝露量)の推定
 3.2 毒性学的スクリーニング限界 (Toxicological Screening Limit:TSL)
 3.3 毒性学的情報の入手
 3.4 リスク評価
 おわりに

 

第4部 E&L試験における申請時の留意点と当局指摘事例

第10章 E&LにおけるFDA要求と指摘事項例
 はじめに
1. E&L試験における重要事項
 1.1 E&L試験全般における見落としがちな重要事項
 1.2 Extractables(抽出物)試験の注意点
 1.3 Leachables(浸出物)試験における注意事項
 1.4 変更管理に関する注意点
2. 方法論的検証
3. 毒性学的リスクアセスメント
4. FDAの指摘事項例
 おわりに

 

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