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12/17 〔初中級プロセス開発研究担当者にむけた〕 実際に起こった不具合や解決方法、注意点で学ぶ スケールアップ・ダウン検討および 実験計画の進め方・データのとり方

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生産:製造プロセス・化学工学  / 2025年10月27日 /  医療・バイオ
イベント名 〔初中級プロセス開発研究担当者にむけた〕 実際に起こった不具合や解決方法、注意点で学ぶ スケールアップ・ダウン検討および 実験計画の進め方・データのとり方
開催期間 2025年12月17日(水) ~ 2026年01月09日(金)
【Live配信受講】
2025年12月17日(水)10:30~16:30
【アーカイブ配信受講】
2026年1月9日(金)まで受付
(配信期間:1/9~1/23)
※会社・自宅にいながら受講可能です。
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。

【配布資料】
PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。なお、アーカイブ配信受講の場合は、配信日になります。
会場名 【ZoomによるLive配信セミナー】アーカイブ(見逃し)配信付き
会場の住所 オンライン
お申し込み期限日 2026年01月09日(金)16時
お申し込み受付人数 30  名様
お申し込み

〔初中級プロセス開発研究担当者にむけた〕
実際に起こった不具合や解決方法、注意点で学ぶ
スケールアップ・ダウン検討および
実験計画の進め方・データのとり方

スケールアップ前提の実験計画の考え方、データの取得法、活用法

スケールアップの際の失敗事例とその原因の究明方法、対応策の考え方
(1)開発初期(実験室~10Lスケール)の事例
(2)パイロット試作(200~500Lスケール)での事例
(3)パイロットから商用生産(2000Lスケール以上)での事例
(4)商用生産開始後の事例

 

受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ
 
【オンライン配信】
ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)

セミナー視聴はマイページから
お申し込み後、マイページの「セミナー資料ダウンロード/映像視聴ページ」に
お申込み済みのセミナー一覧が表示されますので、該当セミナーをクリックしてください。
(アーカイブ配信は、配信日に表示されます。)

  • 実験を行う前に知っておくべき基本的事項、パイロット~工場スケールでの製造に向けた実験の考え方/注意点、実験の計画法、データの収集法、データの評価法を説明すると共に実際のスケールアップ製造で遭遇した問題点をどのように対処、解決したか開発段階に応じた事例を参考にわかりやすく解説!
【Live配信受講者 限定特典のご案内】
Live(Zoom)配信受講者には、特典(無料)として
「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。 

 

講師

 

 (株)三和ケミファ 医薬品事業部 統括本部長 薬学博士 丸橋 和夫 氏

 

セミナー趣旨

 

  医薬品、化学品開発の最終目標は商用生産にあり、原薬、中間体、化学品のスケールアップ製造は開発過程では絶対に避けられない部分である。プロセス開発にあたり、実験担当者、指導者は事前に熟知しておくべき項目が多数ある。


 本セミナーでは、実験を行う前に知っておくべき基本的事項、パイロット、工場スケールでの製造に向けた実験の考え方、注意点、実験の計画法、データの収集法、データの評価法を説明すると共に実際のスケールアップ製造で遭遇した問題点をどのように対処、解決したか開発段階に応じた事例を参考にわかりやすく説明する。

 

セミナー講演内容

 

得られる知識:
・プロセス実験する際に熟知しておくべき基本的事項
・実験の進め方、スケールアップするための確認、チェック事項
・スケールアップの進め方
・スケールアップの際の失敗事例とその原因の究明方法、対応策の考え方
・スケールアップの実際



1.医薬品(原薬、中間体)、化学品の開発とスケールアップ(基本的な考え方)

2.実験を行う前に熟知しておくべき基本的事項(順不同)

  ・試薬と工業原料の違い、試薬の規格
  ・プロセスと原料、中間体の規格(目的の品質の原料が入手できない(対応法))
  ・スケールアップで使用を避けるべき溶媒
  ・溶媒の特性と試薬の組み合わせ(例えば過酸化物ができないか?)
  ・乾燥終点確認の工程内試験(カールフィシャー試薬の妨害物質)
  ・2成分系の共沸混合物(水)
  ・汎用溶媒の静電気の緩和時間と半減期(静電気事故対策)
  ・反応に混入する水の要因と除去法
  ・結晶多形の管理(結晶形を区別する分析法)
  ・法律関係(化審法、安衛法、その他)
  ・結晶化(晶析)工程がスケールアップ可能か判断する実験法
  ・化学プロセスで使用される水の規格
  ・実用試験(use test)の重要性について
  ・サンプル評価について
  ・実験検討とプロセスの経済的評価(原単位について(原料費の試算))
  ・溶媒和物・水和物の考え方、対応法(脱溶媒法・脱水法)
  ・その他

3.スケールアップ実験するためのチェックポイント、考え方と原料、中間体の評価項目(安全性、安定性、結晶多形、溶媒和他)とその対応策

4.実験計画法による効率的なデータ収集

 (1)スケールアップを前提とした実験計画の考え方
  ・事例1:プロセスの短縮(7日近くかかるプロセス(反応→抽出→濃縮→晶析→乾燥)を2日に短縮)
  ・事例2:過酸化水素水による酸化反応(危険性回避)
 (2)スケールアップ前提の実験計画の考え方、データの取得法、活用法
  ・一つの化合物を例に合成ルートの決定から商用生産まで

5.スケールアップでの問題点(実際の経験から)と対応策
 (1)開発初期(実験室~10Lスケール)の事例

  ●転位反応:
   1gから10gにスケールアップしたら転位反応が原因で目的物が得られなくなった。(反応機構の理解)
  ●アスコルビン酸硫酸エステル誘導体の製造:
   1gスケールでは目的物が合成できたが、10gスケールでは合成不可の結果となった。(中間体の安定性)
  ●カラム分離工程の回避:
   前臨床試験に進むことが決まり、カラム分離工程回避の必要性が出てきた。(結晶性誘導体)
  ●ペントキシフィリン中間体の製法検討:
   文献を参考に実験を進めたが目的物は得られず、実験結果に基づいて検討を進めたところ、簡単な製法にたどり着いた。
   (反応の理解)
  ●抗生物質の側鎖の製造:
   新合成法を考案し、特許出願までしたが、中間体に安全性の問題あることがわかり、検討中止。(安定性は変えられない)
  ●その他
 (2)パイロット試作(200~500Lスケール)での事例

  ●ジクロルアセトニトリルの製造:
   設備の性能を安易に考えて刺激性のミストが噴出した。(反応の理解)
  ●アミノチアジアゾール誘導体の製造:
   設備の性能を安易に考えてオーバー反応してしまった。(反応後の安定性確認)
  ●塩酸ペンタゾシンの中間体の製造:
   スケールアップして中間体を大量合成したら分解してしまった。(中間体の物性は変えられない)
  ●アミノチアゾール酢酸誘導体の製造:
   再結晶プロセスをスケールアップしたら目的物が得られなくなった。(必ず原因がある)
  ●その他
 (3)パイロットから商用生産(2000Lスケール以上)での事例

  ●Phase3試験後の製法変更:
   爆発性の中間体を経由するためスケールアップ製造できずPhase3試験が終わってしまった。(反応の仕組みの理解)
  ●目標規格の原料が手に入らない:
   商用生産に入ろうとしたら原料が入手できなくなった。(原料調査の重要性)
  ●設備変更して反応の本来の姿がわかった:
   パイロットまでGL、商用生産でSUSに切り替えたところ錆が発生。(原料中の強熱残分の影響)
  ●アミノチアゾール酢酸製造のスケールアップ:
   パイロットまでは問題なかったが、商用生産で乾燥機の選択を誤った。(安定型と準安定型)
 (4)商用生産開始後の事例

  ●収量低下の逸脱:
   原料の溶解時間の影響(原料と溶媒の相互作用)
  ●技術移転:
   季節の影響まで考えていなかった。(湿度の影響)
  ●原料の純度をアップ:
   高純度の原料に切り替えた途端に逸脱(不純物除去の仕組み)
  ●乾燥時間の管理:
   順調に商用生産がスタートしたが、突然製品の乾燥時間が2倍(10時間→20時間)になった。(水和物の考え方)

□質疑応答□

※詳細・お申込みは上記

「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。

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