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12/18 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と 実用系への活用方法

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表面科学:接着・コーティング  / 2025年10月30日 /  化学・樹脂
イベント名 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と 実用系への活用方法
開催期間 2025年12月18日(木) ~ 2026年01月09日(金)
【ライブ配信】2025年12月18日(木)13:00~16:30
【アーカイブ配信】2026年1月9日(金)まで受付
(視聴期間:1/9~1/23)
※会社・自宅にいながら受講可能です。
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【配布資料】
PDFデータ(印刷可・編集不可)
※ライブ配信受講は開催2日前を目安にS&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講は配信開始日からダウンロード可となります。
会場名 【Live配信(Zoom使用)受講】もしくは【アーカイブ配信受講】
会場の住所 オンライン
お申し込み期限日 2026年01月09日(金)16時
お申し込み受付人数 30  名様
お申し込み

チクソ性の基礎、制御、測定・評価と
実用系への活用方法

~物性評価としてのチクソ性測定のテクニックと制御~

 

受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ
 
【オンライン配信】
ライブ配信(Zoom) ►受講方法・接続確認申込み前に必ずご確認ください
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認申込み前に必ずご確認ください

 
流動性を表現する「チクソ性」を技術的に理解して測定・制御するには

チクソ性を支配するものとは何か、チクソ性、チクソトロピー、
チクソトロピーインデックスの違いとは
微粒子分散系を中心としたチクソ性の制御、測定

なかなか学ぶ機会、情報が無いチクソ性を基礎から把握し、実用系で役立てる、使いこなす
材料の流動性評価で困ったという経験がある方も是非
  
 講師

 

千葉大学 名誉教授 工学博士 大坪 泰文 氏

 

 セミナー趣旨

 

 塗料やインキの流動性を表現するために、しばしば「チクソ性」という技術用語が使われますが、このような学術用語はありません。この基となる用語は「チクソトロピー」と思われますが、両者は必ずしも同じではないため、実用上、不都合が生じることになります。


 本セミナーでは、まず学術的な意味と技術的な意味の違いを明確にして、物性評価としてチクソ性を測定・評価するためのテクニックを紹介します。工業的にチクソ性が重要となる材料は微粒子分散系です。液体中に分散した微粒子は、ほとんどの場合、凝集体を形成します。チクソ性を支配するのはせん断流動場におけるこの凝集構造の動的変化です。凝集分散系が示すチクソトロピーや擬塑性流動など複雑な粘度挙動をメカニズムに基づいて包括的に説明するとともに、実際の輸送プロセスに応用する際の留意点やチクソ性に関わる最近の技術動向と展望についても概説します。学問的理解を発展させ、独創的な技術として活用いただくことを目指しています。

 

 セミナー講演内容

 

 1.粘度の基礎
 1.1 ニュートン流動と非ニュートン流動
  (1)せん断速度と応力
  (2)粘度の定義とニュートン流動
  (3)擬塑性流動
  (4)ダイラタント流動
  (5)降伏挙動
 1.2 時間依存性流動
  (1)チクソトロピー
  (2)レオペクシー
  (3)用語「チクソ性」と「構造粘性」の解釈
  (4)履歴現象と平衡流動曲線

2.チクソトロピーの測定と注意点 
 2.1 測定装置とその選択
  (1)回転粘度計の特徴
  (2)試料に対応した装置選択
 2.2 測定プログラムの設定
  (1)二段階せん断法とヒステリシスループ法
  (2)チクソトロピー回復過程の測定

3.コロイド化学の基礎と凝集分散系の非ニュートン流動
 3.1 粒子間相互作用と粒子の凝集
  (1)電気二重層
  (2)ζ電位
  (3)DLVO理論
  (4)高分子による分散安定効果
  (5)高分子の架橋凝集作用
 3.2 通常の凝集分散系における非ニュートン流動
  (1)凝集分散系の擬塑性流動
  (2)三次元網目構造の形成と降伏挙動

4.チクソトロピー性制御の基本概念
 4.1 二粒子間相互作用とチクソトロピー
 4.2 凝集の空間構造とチクソトロピー
 4.3 パーコレーション理論の応用

5.微粒子分散系の粘度コントロール
 5.1 非凝集分散系の粘度挙動
 5.2 凝集分散系の粘度コントロールに関する新技術
  (1)粘度レベルと流動パターンの独立制御
  (2)粒子間のベクトル的性質と粘度挙動

6.チクソ性に関わるケーススタディと技術動向
 6.1 降伏応力とチクソ性
  (1)静的降伏応力と動的降伏応力
  (2)チクソトロピー回復過程の測定
  6.2 微粒子分散系が示す特異な粘度挙動
  (1)異方性粒子分散系の逆チクソトロピー
  (2)ナノ粒子分散系のダイラタント流動
 6.3 特許と規格基準 
  (1)チクソ性とパラメータ特許
  (2)粘度値の規格基準
 6.4 工業的特性評価試験と粘度測定
  (グリースのちょう度を事例として)
 6.5 官能評価とチクソ性 

質疑応答

※詳細・お申込みは上記

「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。

 

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